ワールドカップ2次予選のホーム初戦が行われ、日本代表がモンゴルを6対0で破った。シュート数は32対0。モンゴルのCKは0で、日本のGKも0。ということは、シュートどころかモンゴルは日本のゴールラインに一度も到達できなかったということになる。その割に6ゴールというのは物足りない数字だった。

これを「試合」と呼ぶべきかどうかは別として、何点差で勝ったとしても日本代表にとって得るものはほとんどない試合だ。モンゴルにとっては貴重な経験と言えるかもしれないが(後半に入ったところで選手の並びを変え、後半途中でシステム変更して抵抗はした)、もう少し力の差が小さい相手と戦った方が強化になるだろう。

来年の秋にはワールドカップ予選も最終予選に入る。最終予選では韓国やオーストラリア、イランといった日本と同等の力を持った相手と戦わなければならないし、その他のチームも簡単には勝たせてもらえないような相手との真剣勝負が続く。それまでには、チームをある程度完成させておかなければならない。それで、森保一監督はモンゴル戦でも故障中の大迫勇也は招集できなかったものの“最強メンバー”を招集して戦ったのだ。

2019年10月13日
https://news.jsports.co.jp/football/article/20190310217663/