ラグビーW杯で日本と準々決勝で対戦する南アフリカ代表が14日、会見を行った。出席したラッシー・イラスマス監督、
「ビースト」の異名を持つレジェンド選手の一人、テンダイ・ムタワリラはともに、4年前の試合を「過去のこと」としながらも、
油断する様子は見せなかった。

イラスマス監督は「事前試合(9月6日のテストマッチ、41−7で南アが勝利)で2015年のジャパン戦の歴史は
もう塗り替えたと思っているので、その話がまた上がってこないことを願っています」と、すでに過去の話題になったという
見解を示した。そのうえで「ノックアウトフェーズ(ラグビーW杯では準々決勝以降のこと)のチームはどこも強いので
一つ一つ準備をしていきたいと思います」と慢心はなかった。

開催国としてみた日本は、自チームを歓迎してくれたり、南アのジャージを着たファンを見かけたりと、友好ムード、
歓迎ムードを実感しているという。「まずは開催国である日本チーム、日本人を敵にまわしてしまうのはタフなことで
あります」と語り、「今回、台風が日本に直面したということで、開催国として南アフリカのサポートだけではなく、
試合もすることができるという強さを実感しました。日本への感謝の気持ちは差し置いて、感謝はしていますが、
今週末は敵としてタフな試合になると思いますが、世界ランク7位に入っている日本を倒したいと思います」とした。

ムタワリラは「監督が言ったように、ジャパンとの負けは過去のこと。今回の試合は新しいチャレンジとして受け入れていく。
素晴らしい試合をしているので、体感したいと思います。ジャパンはプール戦で負けがない。と同時にすごく良い開催国である。
われわれにとっても大きな試合になると思います」と語った。時折、笑顔を見せながらも、油断する様子は見られなかった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191014-00000087-dal-spo