日本が誇るイケメンストライカーが東京五輪オーバーエージ(OA)の有力候補に急浮上した。日本代表は10日のカタールW杯アジア2次予選モンゴル戦(埼玉)で6―0と圧勝して2連勝。MF南野拓実(24=ザルツブルク)が3戦連発となる先制弾を決め、日本をゴールラッシュへと導いた。抜群の決定力は日本の大きな武器となっており、来夏の五輪で金メダルを目指す森保ジャパンでもエースの働きが求められそうだ。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング31位の日本は、同183位の格下モンゴル相手に序盤からゲームを支配しながらも分厚い守りに攻めあぐねた。そんな嫌なムードを払拭したのが、今季絶好調の南野だ。前半22分、MF伊東純也(26=ゲンク)のクロスに豪快ヘッドでゴール左隅に突き刺した。

 2日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグで昨季王者の強豪リバプール(イングランド)を相手に1ゴール1アシストと活躍した勢いのまま、待望の先制点をもたらした。その後はゴールラッシュで圧勝し「試合の中で、そこでチャンスになる場面が多かったし、それは狙っていた。うまくゴールにつながってよかった」と充実の表情を浮かべた。

 これでW杯予選2戦連発を含め代表3試合連続ゴールで森保体制で最多となる8ゴール目。日本が誇るゴールゲッターとして着実な進化を見せている。そこで注目されるのは、東京五輪でのOA招集だ。五輪世代にはMF久保建英(18=マジョルカ)をはじめ有望株が多いが、国際舞台で決定力を見せられるストライカーはOAによる補強ポイントとなっている。

 さらに、日本サッカー協会の田嶋幸三会長(61)はOA候補について「セオリーとしては中心(センターライン)だよね。あとはやっぱり五輪に出ている選手がいいかな。リオ(デジャネイロ五輪)とかね」と話したように、コミュニケーションが深められる東京五輪世代に近い年齢で、五輪の舞台を経験している選手を“推奨”している。

 そのため、すでにリストアップ済みのFW大迫勇也(29=ブレーメン)やFW鎌田大地(23=Eフランクフルト)に加えて、森保ジャパンでは最多となる18試合に出場し、1トップも務めるリオ五輪世代の南野がOA候補に浮上。世界を舞台に活躍する9番が、悲願の金メダル取りの最終兵器となるか。

10/11(金) 16:32配信 東京スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191011-00000024-tospoweb-socc

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