https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190812-00576457-shincho-ent
木下優樹菜の姉が「タピオカ屋」をオープンも夏以降も生き残れるか不安の声多数
8/12(月) 5:57配信

昨今のブームを形容して「タピオカ戦国時代」と言われているそうだ。専門店が乱立する中、店をオープンした彼女は、戦場に突如現れた一介の野武士といったところか。
有力大名ならぬ芸能人の妹から支援を受けての出陣とはいえ、不安の声も聞こえてくる。

その芸能人とは、今や押しも押されもせぬ人気タレントとなったユッキーナこと木下優樹菜(31)のこと。7月17日、自身のインスタグラムに、
〈ゆきなのお姉ちゃんさやかがオープンしました 20日から是非タピりにいってね〉
と投稿して、姉が都内に「#ALLRIGHT」というタピオカドリンク店を開店したことをちゃっかり宣伝。

ユッキーナは東京都葛飾区出身で3姉妹の末っ子。10年前にはフジテレビ系の「SMAP×SMAP」の名物コーナー、ビストロスマップに3人で出演したこともある。このたび、お店を出したのは次女の方だ。

さて、早速本誌(「週刊新潮」)記者が下町の商店街にあるお店を訪ねたところ、開店祝いの花が飾られていた。オーナーの次女に話を聞こうとするも、
「優樹菜は妹だからインスタにあげてくれただけで、何も語る気はありません」
そう言って、取りつく島もない。
近隣の商店主はこう言う。
「あの店が出来てから活気が生まれました。数日前には妹である優樹菜さんも来ていましたよ」
ご近所の評判は上々のようだが、過去2度の大流行も“短命”だったことから、ひと夏かぎりのブームとも言われるタピオカ。お節介ながら、店の今後は大丈夫なのだろうか。

「家族全員で」
経営コンサルタントの日沖健氏が現在のタピオカ業界を解説する。
「最近ではミスタードーナツなどチェーン店でも扱うお店が増えてきました。流行の要因の一つは参入障壁が低いことでしょう。
例えば、スターバックスのような店では店内にくつろぐスペースが必要ですが、タピオカは飲み歩きがベースなので、出店にお金がかからない。
また、原価は50円ほどなので、利益率が高い」
その“お手軽さ”ゆえにこう警鐘を鳴らす。
「どんな商品でも“飽き”が来ます。その時、生き残れるのはこだわりのあるお店。安易に参入してきたところは今後、淘汰されていくのではないでしょうか」
そう言われると、こちらも心配になってしまうが、
「店名の ALLRIGHT は大丈夫という意味ですから」
と、周囲の心配を打ち消すのはリフォーム会社を経営するユッキーナの父。

「次女は結婚して3人の子どもがいるんだけど、ずっと専業主婦だったんですよ。子育ても落ち着いてきてタピオカの店をやるんだ、と聞かされました。
大丈夫かと心配したのですが、店名がそういう意味だと知って、やる以上は頑張ってほしいなと。家族全員でお店を盛り上げていきたいですね」
オーライ、“兵どもが夢の跡”にはさせない意気込みなのだ。

「週刊新潮」2019年8月8日号 掲載