初の自国開催でラグビーW杯が盛り上がりを見せる一方、外国人サポーターの逮捕者が相次いでいる。5日、大分市の昭和電工ドーム大分で開催された「オーストラリア対ウルグアイ戦」で、オーストラリア国籍のオリバー・ジョン・スティーブンソン容疑者(24)が下半身を露出したとして、公然わいせつの疑いで大分県警大分東署に現行犯逮捕された。

 試合終了間際の午後4時すぎ、素っ裸の上に黄色と緑色のオーストラリア代表ワラビーズの法被1枚を羽織り、黒い靴を履いただけの白人の男が突然、柵を乗り越え、観客席から飛び降りた。選手たちが呆然とする中、男はフルチン姿でスタンドに向かって右手を振りながらグラウンドを走り抜け、観客席最前列にいた友人の元に駆け寄り、数人の手を借りてフェンスをよじ登った。そのまま通路を横へ移動すると、階段を駆け上がって建物内へ。巡回中の警察官に取り押さえられた。

 調べに対し、「ビールを飲んだ。悪いことだとは分かっていたが、冗談のつもりでやった」と供述しているというが、泥酔していたわけではないことから、確信犯だろう。

「オーストラリア人の友人たちとはバラバラで来日し、大分で合流した。ワラビーズの法被は来日後、東京で購入したそうです」(捜査事情通)

 W杯開幕後、すでにフィジー人とアイルランド人が酒に酔って日本人をブン殴り、ヘロイン所持で捕まったアイルランド人もいる。一部の外国人サポーターは酒を飲んで路上でラインアウトを行ったり、スクラムを組み、通りがかりの人にタックルするなど、人の迷惑などお構いなしである。

「3日、神戸で行われたロシア対アイルランドの試合後には、外国人サポーターが地下鉄の車内で傘を広げて振りながら大合唱していた」(地元関係者)

 日本がアイルランドに勝利した9月28日、スタジアム近くのコンビニに集まったアイルランド人サポーターを移動させようとした静岡県警の警察官が数十人に取り囲まれ、みこしのように担ぎ上げられ、身動きが取れなくなった。

 その5日後の今月3日には、神戸でもコンビニに駆け付けた兵庫県警の警察官が、アイルランド人サポーターたちに担ぎ上げられている。

 決勝トーナメントで、さらに「暴走」する可能性もある。

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