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―日本人選手では内田篤人選手と一緒にシャルケ時代に親交があった。今でも彼のことは気にかけている?

 「もちろん! 僕たちは彼のことを「ウチダサン」と呼んでいたし、彼は僕の友人です。彼がドイツに来たばかりのころ、全然ドイツ語が話せなくて、ドイツ語を教えたりもしました。アウェーの試合遠征後の飛行機の中でも。僕にとっては、それまで日本人選手と一緒にプレーしたことがなかったし、すごく楽しい思い出です。僕は彼と仲良くなり、チームにも加わっていきました。もちろん彼はとても優しいやつだし、素晴らしい能力を持っていたし、日本でも人気がある日本代表選手でした。ただ、負傷してしまったのは残念でした。おそらく膝の怪我が彼のキャリアをより大きく広げることを妨げたでしょう。もちろん、当時のことは思い出したりしていますよ」

 ―加えて、日本人の選手がドイツでたくさんプレーしていますが、対戦相手として印象に残っている選手は?

 「まずブンデスリーガにはたくさんの日本人選手が所属していました。日本人と対戦するのは、いつも難しいことです。彼らと対戦し、守備をするのは本当に難しい。彼らはスピードがあるし、俊敏だし、両足でシュートを打てる選手もいるし。彼らは、スペシャルなシュートを持っていると、ゴールキーパーとしては言及しなければなりません。私は、これまでにたくさんに日本人選手と対戦しましたが、彼らとの対戦はいつも喜びでした。なぜなら、彼らがいかに野心的で、いかにモチベーションが高いかが見て取れたからです。今、第一線で活躍する日本人選手を擁しているチームは、幸せでしょう。欧州各国にいる日本人を知っています。例えば、武藤選手はすごく良い選手です。あとは、岡崎選手がプレミアリーグに行ってしまったのは残念に思いました。彼もブンデスリーガで良いプレーをしている選手でしたから。その後も、たくさんの日本人選手がブンデスリーガにきて、ニュルンベルク、シュトゥットガルト、ホッフェンハイムなどでプレーしましたね」

 ―日本では、内田選手や、元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ選手も神戸でプレーしていますが、将来的にJリーグでプレーする可能は? 

 「今の所、そういう考えはないけど、もちろんポルディやイニエスタが神戸で何をやっているんだろうと情報は追っています。単純にとても興味深いから。やっぱりこれまでに一緒にプレーしてきた選手は気になります。例えばバスティアン・シュヴァインシュタイガーの米国での活躍も気になります」

 ―(ドイツ代表の)ヨアヒム・レーヴ監督は、次の親善試合でGKテア・シュテーゲン=バルセロナ=を使うと明言しましたが、このポジション争いについてどう見ている?

 「そう明言されていますが、自分のプレーのためにまず集中して励むだけです。責任ある選択をしたんだと思います。良いと思いますよ。私は良いプレーをするだけ。考えることではありません」

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