2日放送のフジテレビ系「バイキング」(月〜金曜・前11時55分)では、強化方針などを巡って内紛が起きている全日本テコンドー協会が1日、都内で金原昇会長をはじめとした幹部、選手や指導者などが集まって協議会を開催したことを報じた。

 会合では、途中退席者も出るなど実質的な物別れに終わった。今回の内紛は、9月の強化合宿をトップ選手の大半がボイコットして表面化した。選手側は6月の時点で、合宿や指導体制についての改善要望を「意見書」として提出。協会は9月18日に「回答書」を公式サイトに掲載して事態収拾に乗り出していた。だが、その後、協会は世界テコンドー連盟(WT)に「選手に不平不満はなく、困惑もない」などと報告。それがこの日に発覚したため、事態は悪化した。

 出席した6選手の一人で、中心になって意見書を取りまとめた江畑秀範(27)=スチールエンジ=は、あまりの不毛さに途中退席し、「協会に対する信頼はない。選手のことを全く考えていない」とバッサリ。除名処分さえ覚悟していることも明かし、「夜道が怖い」と決死の思いを口にした。

 協会側はWTへの報告に関して「回答書への不満がなかったということ」と苦しい言い訳に終始。金原会長は「非常に有意義だった。選手たちの要望は真摯(しんし)に受け止める」とし、8日の理事会で強化体制も含め改善策を話し合う方針。以前から独裁を指摘されているが「独裁しようがない。コワモテ?顔のつくりは仕方ないですよ!」と反論していた。

 こうした金原会長の発言にMCの坂上忍は「有意義な話が選手とできたんだっておっしゃっていますけど、4時間かかって決裂しているわけじゃないですか」と指摘した上で「多分、そういった発言も選手のみなさんからしたら、ちょっとズレているんだと思うんです」とコメントしていた。

10/2(水) 12:46配信 スポーツ報知
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