オリックスの成瀬善久投手(33)が、来季の戦力構想から外れていることが1日、分かった。きょう2日にも通達される。

 成瀬は昨年限りでヤクルトを退団。一時はBCリーグ栃木に入団が決まりかけていたが、金子、西といった先発投手の軸が抜けたオリックスから入団テストのオファーを受けて、春季キャンプに参加した。ロッテ時代から高く評価していた西村監督の希望もあり、支配下選手登録されたものの、先発として4試合に登板し0勝1敗。6月には中継ぎに配置転換されたが2試合で4失点し、6月30日の西武戦を最後に1軍登板はなかった。

 成瀬はロッテ時代に2桁勝利を5度もマークするなど日本を代表する左腕で、北京五輪日本代表にも選出された。14年オフにフリーエージェント宣言し、ヤクルトに移籍したが、17年以降の3年間は未勝利で、通算96勝のまま止まっている。本人はこれまでに「引退という考えは今までなかった」と話しているが、今後については未定で去就にも注目が集まりそうだ。

2019年10月02日 05:30野球
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