10/1(火) 5:00サンケイスポーツ
斉藤和義、まる子新エンディング曲歌う!詞はさくらももこさん“遺作”
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アニメになった斉藤とちびまる子ちゃん(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
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 シンガー・ソングライター、斉藤和義(53)がフジテレビ系人気アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・0)の新エンディング主題歌を担当することが30日、分かった。昨年8月に他界した原作者、さくらももこさん(享年53)が生前、斉藤をイメージして書き残していた詞に、斉藤自らが曲をつけ、編曲した「いつもの風景」。どこか懐かしく心温まる楽曲で、6日からオンエアされる。

 ♪大好きなあの子が走って へんてこなあいつが転んでる…。

 新エンディング曲「いつもの風景」は、どこか懐かしく心温まる軽快なメロディーに乗せて、思わず口ずさみたくなるような元気が出る歌詞が並ぶ。まさに「ちびまる子ちゃん」の世界観が詰まった楽曲が誕生した。

 もともと、原作者のさくらさんが生前、主題歌を歌ってほしいアーティストをスタッフと一緒に挙げた中の1人に斉藤の名があったという。さくらさんは、斉藤が歌ったらこんな楽曲になるのかなとイメージを膨らませて詞を書き下ろしていた。

 そこには♪マンガみたいな町だな オレもオレって役で登場するんだぜ…など、斉藤が自分の言葉で語っているようなフレーズも数多くちりばめられていた。

 さくらさんの死後、さくらプロダクションや番組スタッフの間でそのことが話題となり、遺志を継ぐためにも、斉藤がさくらさんの詞を歌う主題歌を誕生させたいと、全員の思いが一致した。

 熱い思いを受けた斉藤は二つ返事でOK。さくらさんの詞を何度も読み返しながら作曲し、編曲も務めた。漫画界の巨匠との対面はかなわかなかったが、斉藤は故人に呼びかけるように「さくらさん、お会いできなかったこと残念です。残してくださった歌詞、とても胸に響きました」と熱いコメントを寄せた。

 「いつもの風景」が流れるエンディング映像には主人公・まる子をはじめ、おなじみのキャラクターが登場する中、斉藤もアニメで描かれ、番組の盛り上げに一役買う。

 斉藤は1994年に発売した「歩いて帰ろう」が、同じフジ系子供番組「ポンキッキーズ」のオープニングテーマ曲に起用され、ロングヒット。老若男女に愛される楽曲には定評があるだけに、オープニング曲「おどるポンポコリン」(現在はももいろクローバーZが歌唱)とともに、長く愛されそうだ。

(おわり)