https://hochi.news/articles/20190925-OHT1T50192.html

低迷「NEWS23」小川彩佳アナの迎えた大ピンチ…TBS社長の口から飛び出した「全く不十分」発言

 “三顧の礼”をもって迎えた4か月前からは想像もつかない厳しい言葉がTBS・佐々木卓社長(60)の口から飛び出した。
 6月3日からリニューアルされた看板ニュース番組「NEWS23」(月〜金曜・後11時)の現状について聞かれた佐々木社長が率直に答えた。

 「少なくとも『NEWS23』という番組を見てもらう水準というのが以前からある。より多くの人に見てもらいたいと。
この時間帯にはニュース(番組)がひしめいている中で遅れをとってしまうということ自体は、今は不十分であるんじゃないかと思っています」―。

 確かに「NEWS23」は大苦戦中だ。平均視聴率は2〜4%。12〜13%台と完全に“勝ち組”の小川アナの古巣「報道ステーション」に大きく水をあけられている。
 有働由美子アナ(50)の日本テレビ系「news zero」の7〜8%台にもリードを許し、大江麻理子アナ(40)のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」、三田友梨佳アナの(32)フジテレビ系「Live Newsα」に激しく追い上げられている日々だ(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 3年前、同様に“三顧の礼”を持って番組に迎えたはずの雨宮塔子アナ(48)を降板させてまで、ほんの1年前までライバル局の、それも同時間帯ニュース番組のキャスターを務めていた小川アナを抜てき。そのこと自体に、やや違和感を覚えていた。

 同局は1月末で退社し、フリーとなった吉田明世アナウンサー(31)に続き、宇垣美里アナ(28)も3月末で退社と人気アナの早期退社が目立っていた。
そんな動きも気になっていただけに「TBSが自前で育て上げたアナウンサーこそが『NEWS23』の顔になるべきではないか?」とも聞いてみた。

 あれほど持ち上げられた小川アナが4か月後の今、「全く不十分」と局のトップに言われてしまうことの怖さ。まさに「消耗品」として消費されかねない怖さ。それこそが明日すら分からない夜のニュース戦争の激烈な現場が生み出したものだった。

 このまま「NEWS23」の視聴率が上がらなかった場合、“番組の顔”である小川アナが、その責任を背負わされ、あっさりと番組から去ることもあるだろう。
厳しいようだが、数字がすべて。それこそが現実だ。その時、1年前、どこか不本意な形で「報ステ」を去った小川アナは、今度はどんな決断を下すのだろうか。