ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、現状では認められていないスタジアム内への飲食物の持ち込みについて、大会組織委員会が一転して持ち込みを認める方向で調整していることが22日、関係者への取材で分かった。都内で行われた20日の開幕戦で、スタジアム内で販売していた飲食物の売り切れが続出し、観戦客から批判が殺到したことを受けた対応とみられる。

 28日の日本対アイルランド戦を皮切りに、袋井市のエコパスタジアムで行われる4試合についても、持ち込みが容認されるとみられる。エコパは収容人数が約5万人。運営に当たる県などは飲食物の売り切れ発生に強い懸念がある。エコパでの4試合のうち、日本戦以外の3試合は県が小中高生計2万6千人超を観戦招待する。現在は子どもたちが持ち込むことも禁止されていて、学校現場などからは持ち込みの要望が挙がっていた。

 静岡県の担当者は「持ち込みを認める話は聞いていないが、認められればありがたい」と話す。大会組織委は「開幕戦で飲食物が売り切れ批判があることは承知しているが、持ち込みについては何も正式に決まっていない」としている

9/23(月) 7:33配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190923-00000007-at_s-l22