20日、アジア初開催となるラグビーW杯(11月2日まで)が開幕。日本は初戦ロシアに30―10で勝利し、日本にもラグビーファンが急増している。

「民放で唯一放送権がある日本テレビは胸をなで下ろしているでしょう。開幕するまで日本のラグビー熱はイマイチでしたが、ある程度の視聴率は期待できそうです。日テレは5年連続で視聴率3冠だが、すぐ背後にテレ朝が迫っている。そのテレ朝は、10月から高視聴率が期待される『ドクターX』や『相棒』の続編を次々にスタートします。厳しい状況を覚悟していたはずです」(スポーツ紙デスク)

 ただ、日テレにとってこれから脅威になりそうなのは、むしろTBSだろう。TBSは27日から10月6日まで「世界陸上2019DOHA」を生中継する。メインキャスターは、12大会連続の織田裕二(51)と中井美穂(54)。

「来夏に東京五輪が控えていることもあり、陸上競技は盛り上がっています。特に男子100メートルには新旧日本記録保持者のサニブラウン・ハキームと桐生祥秀が登場。NHKが放送した6月の日本選手権の決勝は視聴率15%超えでした。

また、男子4×100メートルリレーも織田が『金も夢じゃない』と例年になく熱くなっているように期待大。ドーハと日本は6時間の時差があり、世界陸上は深夜から朝方にかけてほとんどの競技が行われます。日テレが放送するW杯とは放送時間がかぶりませんが、早寝して世界陸上に備える人もいるでしょう」(キー局関係者)

 織田が例年以上にヒートアップしていたとしても不思議ではない。

「TBS局内で織田を東京五輪のサブキャスターに起用すると一部で報じられました。織田にとっては願ったりかなったりの話。世界陸上は五輪の前哨戦。織田としては、しっかり結果を出したいところでしょう」(前出のキー局関係者)

 日テレの最大の敵は織田裕二かもしれない。

2019年9月22日 9時26分 日刊ゲンダイ
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