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【ヒューマン】
小松政夫、故郷の福岡・博多と2人の“おやじ”に恩返し

 芸歴55周年を迎えたタレント、小松政夫(77)が、22日に東京・日本橋浜町の明治座で開幕する「めんたいぴりり 未来永劫編」(29日まで)に出演。故郷の福岡・博多を舞台にした同作で“恩返し”する。
第二次世界大戦後、少年時代に焼け跡で出会った露天商の威勢の良い口上を覚えたことが「今につながっている」と感謝。役者の原点を育んだおおらかな博多の風土と厳しくも懐が深かった“2人のおやじ”との秘話を語り尽くした。(ペン・栗原智恵子、カメラ・加藤圭祐)

 作務衣に足袋姿で気合を入れた小松が稽古場に現れると、不思議と空気が引き締まった。

 4月に福岡・博多座で上演した「めんたいぴりり 未来永劫編」は、博多華丸(49)演じる韓国・釜山で生まれた主人公、海野が、第二次世界大戦後に引き揚げた博多で明太子作りに奮闘する物語。
地元の英雄について小松は「海野は、自身で研究を重ねた明太子の作り方を『知りたい』と言った人に堂々と教えた。そのおおらかさが博多っ子らしい」と誇らしげに語り始めた。

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https://www.sanspo.com/geino/news/20190921/int19092105020001-n1.html?view=pc