新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」の元メンバー・山口真帆(24)への暴行事件を巡り、運営会社・AKSが、
暴行容疑で逮捕され不起訴となった男性ファン2人に対して、3000万円の損害賠償を求めた訴訟の進行協議が20日、新潟地裁で行われた。

被告側の弁護士は、被告であるファンが山口の自宅を知った経緯について、これまでとは異なる供述をしていると説明。
山口とは以前から“つながり(私的交流)”があったと主張した。裁判にまで発展した一連の騒動は、どんな結末を迎えるのか――。

終了後、AKS側の代理人である遠藤和宏弁護士が報道陣の取材に応じ、事件時に主に山口とやりとりした被告の一人が
「顔をつかむような暴行はしていない」と主張。それを裏付けるように、事件前から山口と私的な関係性を持っていたと主張していることが分かった。

いわゆる“つながりがあった”ということだ。

遠藤弁護士によると、2人は事件に至った経緯を説明する準備書面を提出。それには「『顔をつかむ』というような暴行はしていない。
被告の言動と原告の損害について因果関係はなかった」などの主張が記載されていたという。

被告の一人は山口との関係性をうかがわせる陳述をしているようだが「詳しいことは被告の準備書面の方をご覧いただきたい」
と繰り返し回答。私的な関係を裏付ける陳述かと問われると、「そのようなことだと思います」。

被告側は親密さを主張した上で、暴行する関係ではないと暴行を否定しているようで、
遠藤弁護士は報道陣の追及に「そういう推測はできる主張」と重い口を開いた。

ただ、遠藤弁護士は「その点に関しても客観的な証拠がないので、事実かも分からない。
我々は真実の発見が目的なので、違った主張をされるのであれば、客観的な証拠に基づいて立証してほしい」と話した。

「被告側が“暴行するような関係性ではない”ことを陳述しているということは、山口とは顔見知り程度ではない親密な関係と推測できる。
もし、次回以降に具体的な証拠が出てくるなら、今までの流れが一気に変わる可能性もある。

当然、報道を知った山口とすれば、現時点でも被告側の主張には納得できない部分があるだろうし、
何かしらの発信をする可能性もある。もしかしたら、出廷することも、ないとも言えない」(芸能プロ関係者)

山口への聞き取りの可能性について、遠藤弁護士は「今のところ予定はないが、必要に応じてアプローチをさせていただくことはあるかもしれない」と含みを持たせた。

なお、次回は10月28日に非公開の弁論準備手続きが行われる。

被告側から主張を裏付ける具体的な証拠は出るのか。また、被告の新たな主張を受けて、山口から発信はあるのか。

この日の山口は公式のインスタグラムで「気持ち悪くて吐き気がする」と更新したが、何を指しているかは定かでない。事態は風雲急を告げてきた。
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12275-412695/