これらの経緯もあり、ネット上には「慶應=性犯罪のイメージになりつつある」「結局は容姿に順番をつけるという性質上、セクハラの温床になっていそう」「ミスコンそのものが時代遅れのセクハラ的見世物」「もう廃止すべきでは」といった意見も見られる。ジャーナリストの中野円佳氏は「Yahoo!ニュース」の「オーサーコメント」で「悪いのは加害者。でももう大学はミスコン開催自体を禁止したらいいと思います」と言及している。

 今回の文春の報道を受けて、ミス慶應コンテスト2019の公式ツイッターは「公開された記事に関しては大幅に事実と異なる内容です。運営が濱松本人から直接報告を受けている事実と大きく相違があり、濱松本人の証言の記録もございます」と反論。一方、濱松さんはツイッターで改めて「セクハラに関する出来事は全て事実です」と訴えており、「ファイナリストを降りる気もありませんしこれからも活動に励んでいくつもりです」と宣言している。

 元フジテレビの中野美奈子や元TBSの青木裕子などの人気アナウンサーを多く輩出してきたことから“女子アナの登竜門”とも呼ばれるミス慶應コンテストだが、またもや危機に直面している。