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9月20日に開幕したラグビーワールドカップ日本大会(9月20日〜11月2日)で、選手のタトゥー(入れ墨)をめぐる話題が世界で論争を巻き起こしている。大会を統括するワールドラグビーが、日本の公共のプールなどでタトゥーを隠すように選手たちに推奨しているからだ。

アジア初のラグビーワールドカップ開催となる今大会。それに伴う文化の衝突の典型的な例として、CNNやBBCなど各国のメディアが取り上げている。

サモアチームは「スキンスーツ着用」
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多くの選手が伝統的な慣習としてタトゥーを入れているサモアチーム。

大会を統括する団体「ワールドラグビー」は9月17日、チームが、「文化の衝突を避けるために」タトゥーを隠すスキンスーツを着用すると発表した。日本の文化について学んだことを受けての決定だとしている。

チームのマネージャーは、「タトゥーの語源はサモアの言葉”タタウ”だ」と紹介。タトゥーはサモアの伝統文化であり、一定の年齢になると若い男子のほとんどがタトゥーを入れると話している。

しかしチームは隠すことを選択した。

キャプテンのジャック・ラムは「私達の文化でタトゥーは非常に一般的。しかし、私達は日本のやり方に敬意を払いたい」と、その意図を語っている。

また、ニュージーランド代表も同様に受け入れた。スター選手のアーロン・スミスも、記者会見でタトゥーを隠すことについて問われ「私達は日本に滞在するからには、彼らのやり方、文化を受け入れる」として、「問題はない」と語っている。

9/21(土) 18:20配信
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