8月18日(日)の『RIZIN18』でベラトールとRIZINの世界バンタム級二冠王、堀口恭司(28=アメリカン・トップチーム)と
RIZINで4連勝中と波に乗る朝倉海(25=トライフォース赤坂)が対戦し、多くが堀口の勝利を予想する中、朝倉が68秒でKO勝利。

試合からおよそ1ヵ月経った、9月17日、朝倉をゴールドジムプレゼンツ・イーファイト月間ベストファイターに選び、
改めて劇的勝利の“鍵”を尋ねると、朝倉は「やっぱりイメージトレーニングをすごくたくさんやってきたこと」と答えた。

「たとえば右が当たってから相手はこういう動きをする、そこで自分はこう動くとかを何回も何回もイメージしました。
ジムに行く途中とか練習以外の時間にも。いざ試合でパンチが当たった瞬間に、想像ができていないと慌ててしまう。
そういう状況にならず冷静に戦うためにも、あらかじめイメージすることが大事なんです」

そのイメージの中には、「堀口が右を打つ時に左に首を傾けたところを狙う」や
「タックル、クリンチを回避する」のほか、堀口のバックボーンである伝統派空手独特の「前手を払ってパンチを打つ」などもある。

再戦については「今回の勝ちはまぐれだと言っている人もいたりするので、『もう一度勝てば間違いないでしょ? 何回やっても勝つんだよ』というのを、そういう人たちに見せられたらいいなと思います」

再戦となれば、堀口陣営がスタンド、グラウンド両局面で策を練り「読まれずに読む」戦を仕掛けることは明白だ。
だが、朝倉は「もともと全局面で勝負するつもりだったので、それこそ望むところ」と語った。
試合後、タイトルマッチでの再戦を望んだ堀口に対し、
朝倉も「もう一度戦うのが筋」と回答したが、1ヵ月を経た今、その意志はより強くなっている。
(取材・文 藤村幸代)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190921-00000002-gbr-fight
9/21(土) 12:48配信

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