女子テニス「東レ・パンパシフィック・オープン」第6日は21日、大阪市のITC靱TCで行われ、準々決勝で、世界ランキング4位の大坂なおみ(21=日清食品)が、同36位のユリア・プティンツェワ(カザフスタン)と対戦。6−4、6−4でストレート勝ちし、この日行われる準決勝に駒を進めた。  雨による悪天候の影響で1日順延となった、仕切り直しの一戦。過去3戦3敗の“天敵”で、1セットも奪ったことのない相手に対し、第1セットは、第1ゲームをラブゲームでキープすると、第2ゲームもラブゲームでブレークし、8ポイント連取の上々のスタート。時折ジャンピングバックハンドの“ジャックナイフ”を決めながらゲームをキープし、第6ゲームもブレークに成功した。

 ゲームカウント5−1と試合を優位に進めなたが、第7、第9ゲームでブレークされ、ブレークの数で並ばれる展開に。それでも第10ゲームでブレークバックに成功し、このセット6−4で過去全敗の相手から初めてセットを奪った。

 第2セットは、第1ゲームをブレークされたが、直後にすぐさまブレークバック。プティンツェワのスライスボールやドロップショットに手こずりながらも、強烈なショットと、要所でサービスエースを決めるなど躍動。第9ゲームでブレークを許したが、第10ゲーム、大坂がマッチポイントを奪ったプレーで、プティンツェワが左足を負傷。メディカルタイムアウトで試合が中断となる中、再開後にポイントを奪って、6−4でストレート勝ち。「生まれ育った特別な場所」と語る大阪で天敵にリベンジし、4強入りを果たした。


2019年09月21日 13:57テニス
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