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小泉今日子、渡辺えり、尾美としのり、『GMT47』メンバーの姿をキャッチ

下北の飲食街をスキップする、のん。彼女に気付いたファンが近寄ってきても遠ざけず、笑顔で神対応した

 本多劇場(東京・下北沢)は芝居好きの聖地として知られる老舗の小劇場だが、8月下旬から10日間、普段とは異なる客層で座席が埋まっていた。学生、サラリーマン、主婦にお年寄り――お目当ては音楽劇『私の恋人』の主演、のん(26)である。NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』でブレイク。一気に国民的スターとなった彼女だが、活動方針を巡って所属事務所と衝突。以後、仕事が激減してしまい、独立を機に本名の能年玲奈から改名したのは周知のとおりである。

「テレビ局の忖度により、地上波の番組から姿を消しましたが、のんは絵画や声優、ミュージシャンとしてマルチに活躍中です。とはいえ、ブレイクのキッカケはドラマであり、ファンが飢えているのは女優・のん。しかも、ナマで観られるとあって『私の恋人』のチケットはソールドアウトしました」(芸能プロ幹部)

 夜9時過ぎ、舞台がハネて続々と観客たちが劇場から出てきた。

 歌あり、踊りあり、セーラー服のコスプレありと盛りだくさんの内容に満足したのだろう、皆、満たされた顔をしている。一際輝く笑顔を見せていたのは3名のマダムたち――って、黒縁メガネのお方は小泉今日子(53)ではないか!

 これから1杯飲むのだろうか……なんて目を細めていたら、じぇじぇじぇ!今度は尾美としのり(53)が姿を現した。『あまちゃん』では、のんの父親役――つまり、両親揃い踏みである。彼もキョンキョンを追うようにして下北の街へ。

 人の波が落ち着き始めたころ、またまた、懐かしのメンツが登場。のんが劇中で参加していたアイドルグループ『GMT47』の山下リオ(26)と蔵下穂波(26)、大野いと(24)である。

 その10分後、ショルダーバッグを斜めにかけて、のんが出てきた。隣を歩くのは今回の舞台を主催する劇団の長で演出担当の渡辺えり(64)。言わずもがな、彼女ものんとは『あまちゃん』の海女役で共演した仲である。二人は仲間たちの待つ、庶民的な中華料理屋へ入っていった。

 宴が終わったのは2時間後の夜11時過ぎ。まず、のんがスタッフらしき人間と出てきた。よほど楽しかったのだろう、跳ねるようにスキップしながら送迎車へ。

「『ユニクロ』のCM出演が話題になっていましたが、のんは国内外20社の広告に出演しており、女優としてトップクラスの収入を得ている。元『SMAP』の3人を使わないようテレビ局に圧力をかけていたとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所に注意したのも追い風。じき、地上波ドラマの出演も解禁されるでしょう。実際、騒動直後にNHKにVTR出演しています」(キー局ディレクター)

『のんブーム』の再来を祝う、象徴的な宴だったのである。

雑踏でオーラを放っていたキョンキョン。彼女も大手事務所から独立。演劇の世界にどっぷり漬かっている

『あまちゃん』劇中で組まれたユニット『GMT47』メンバーの山下(左)、大野(中)、蔵下も駆けつけた

劇場から宴会会場へ向かう尾美としのり
のんを先導する渡辺。舞台で共演中の小日向文世も合流した

https://news.livedoor.com/article/detail/17115456/
2019年9月21日 8時0分 FRIDAYデジタル