18日放送のフジテレビ系「バイキング」(月〜金曜・前11時55分)で台風15号の直撃で被害が拡大する千葉県内の現状を特集した。

番組では、8日から9日にかけ停電が発生したことを受け政府と千葉県の初動対応を検証した。
スタジオでボードを使って、停電したため、一部自治体では県と情報を共有する防災情報システムがダウンし、県へ状況を報告できなくなったことを伝えた。

その場合は県の地域防災計画では職員を派遣することが定められているが、千葉県が市町村の職員を派遣したのが4日後の12日だったと報じた。

こうした事態に、自らも千葉県内に在住し被災したMCの坂上忍は「市町村としては、現場はてんてこ舞いなんだから。
じゃぁどこが何するのって言ったら、やっぱり千葉県だと思うんです。国に上げるのだって千葉県なわけでしょ。
そしたら市町村からの吸い上げ待っているんじゃなくて、あんたらが行きなさいよっていう話だと僕は思う」と指摘していた。

さらに「どうやって県民を守ろうとしているのか、さっぱりわからないんです」と憤慨し、「これには驚いたんですけど」と前置きした上で
13日に森田健作知事が今回の災害を「自然との闘いでございます。全部想定通りにはいかない。自然とは予測がつかないんです」とコメントしたことを紹介した。

これに坂上は「おっしゃる通りだと思うんです」とした上で東日本大震災などの過去の災害を例えに出し
「だからこそ、何をこの方は勉強して予測を立てて、こうやって災害が実際に千葉県にふりかかった時に、
どういうリーダーシップを取っていただけるっていう話なんじゃないですか」と憤慨。

さらに一連の対応に「ものすごい他人事なんですよね、この方。僕らの先輩になるんですか?でも今、知事さんですから、公人ですからね」と指摘した。

スタジオでは、森田知事が14日に被災地を視察した時に「やみくもに早くいくのではなく、県の体制をしっかりしてから来た」と明かした言葉を紹介した。
これに坂上は「この台風の災害があってから森田県知事の顔ってみなさん、どれだけ見ました?全然顔が出てこないでしょ、この人。
なんでこの方の名前と顔と声を聞かなかったんだろう。それがすべてなような気がしている」と指摘していた。
https://hochi.news/articles/20190918-OHT1T50058.html