「大好きな関西、そして初めての大阪城ホール。氷川きよしの20周年コンサートにようこそお越しくださいました!」

 9月6日、42歳を迎えたきよしくんは同日、『デビュー20周年記念コンサート〜あなたがいるから〜』を開催! 会場の大阪城ホールは、事務所の先輩と一緒に立ったことはあるが、“いつかひとりでやりたい”と思っていた念願のステージだ。

■40歳を過ぎたら、自然体

 オープニングはリフターに乗り、約7メートルの高さから『龍翔鳳舞』をド派手に。『面影の都』『大阪とんぼ』など、大阪にちなんだ曲のほか、MCでもにわか関西弁を駆使。

 トロッコに乗って『きよしのズンドコ節』など3曲を歌いながら広い場内を1周するなど、愛情たっぷりの構成。

 突然、『ハッピーバースデートゥーユー』が流れると、なんと、たこ焼きのバースデーケーキが運ばれた。

「わあ、うれしい! たこ焼きはシュークリームやろ? 中はカスタードやろ?」

 ご名答。会場からのおめでとうコールに、きよしくんは「ありがとー!!」と絶叫し、感無量。

「いつも心から応援をしてくださるみなさんに、“生まれてきてくれてありがとう”という気持ちを込め、『素敵なバースディ』を歌います。

 自分の誕生日に自分に歌うことになって、妙な感じですけど(笑)」

 サビの“ハッピーハッピーバースディトゥーユー”を“トゥーミー”に歌い替え、自らもお祝い。

「もう40歳を過ぎたら、自然体で。自分の歌を通して、どんな人でも幸せになってくれたら、という思いで歌っています。

 根本にあるのは、平和と愛。それを伝えるために生まれてきたんだと、自分で確信しています!」

怒濤の44曲、3時間20分。昼夜公演で1万6000人が、きよしくんの愛に酔いしれた――。


週刊女性2019年9月24日号2019/9/13
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