2020年東京五輪の男子サッカーで、チームに3人まで組み込める24歳以上のオーバーエージ(OA)枠に、FW鎌田大地(23)=アイントラハト・フランクフルト=が候補に挙がっていることが10日、分かった。昨季、ベルギー1部シントトロイデンでリーグ12得点を挙げ、今季からドイツ1部へと戻った鎌田はクラブで定位置を獲得。3月の親善試合でA代表デビューを果たしていた。

 関係者によると、メダル獲得の期待がかかる来夏の東京五輪代表に対して、OAで鎌田を推す声が協会内でもあるという。五輪代表のOAについては、A代表でもエースのFW大迫も候補になっているが、現状では選手派遣の義務がない大会のため、所属クラブや本人の意向などの関係上、複数の候補をリストアップしている。

 鎌田は15年にJ1鳥栖入り。高卒1年目から出場機会をつかみ、攻撃面で存在感を放ったがリオ五輪本大会のメンバー入りは逃した。その後、17年夏からドイツ移籍もEフランクフルトでは定位置をつかめず。だが、18−19シーズンから期限付き移籍でベルギーのシントトロイデンに加入するとブレーク。結果を残し続け、昨年末にはA代表と五輪代表を兼任する森保監督も「A代表に入ってくる力は十分にある」と評価。3月の親善試合・ボリビア戦では1トップで初先発を飾った。

 ベルギーでの実績をひっさげてドイツ復帰を果たした今季は、開幕スタメンに名を連ねるなど定位置を獲得。リーグ開幕前のドイツ杯1回戦では今季初得点も記録した。金メダル獲得に向け、欧州で成長を続ける23歳の今後の活躍にも注目が集まる。

9/11(水) 6:00配信 ディリースポーツ
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