NHKは9日、2021年の大河ドラマの主演が俳優の吉沢亮(25)に決まったと発表した。タイトルは「青天を衝(つ)け」で、24年度上期に20年ぶりに刷新される
一万円札の肖像になり、「日本資本主義の父」と呼ばれた実業家・渋沢栄一(1840〜1931)の生涯を描く。脚本は大ヒットした15年後期の連続テレビ小説
「あさが来た」などで知られる大森美香氏が務める。「あさが来た」でも渋沢栄一(三宅裕司)を描いた。放送中の朝ドラ「なつぞら」(月〜土曜前8・00)で
“天陽くんロス”を巻き起こした吉沢。制作統括の菓子浩チーフプロデューサーは「天陽くんが帰ってきました」と語った。

 東京・渋谷の同局で会見した吉沢は「歴史ある大河ドラマ、60作目の大河ドラマの主演をさせていただく、とても光栄に思っております。大河ドラマでこれまで
主演されていた方は名実ともにトップクラスの素晴らしい役者の皆さんが演じてきたという印象が強いので、ものすごい光栄だなと思う反面、プレッシャーも
すごいあります。渋沢栄一という人間の人生をしっかりエンタテイメントとして精いっぱい演じたい」と意気込んだ。

 大森氏は「いつか大河ドラマを描くなら、幕末がやりたいと思いました。渋沢さんほど、いろいろな角度から幕末を見た方はいないと思います。この方を描けるのは
すごく壮大なことですが、チャレンジしてみるに足る大きなことだと思います。フレッシュな渋沢さんを描きたいと思った時、吉沢さんと巡り合うことが
できました」と執筆意図を語った。

 「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一は約500もの企業を育て、同時に約600の社会公共事業にも関わった。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補にも
2度選ばれています。幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開いた。
「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢は生涯青春の人だった。

 吉沢は放送中の連続テレビ小説100作目「なつぞら」にレギュラー出演。ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の“初恋の人”で、絵心を教えるなど、その人生に
多大な影響を与えた人気キャラクター、画家の山田天陽を好演。今月3日放送の第134話で36年の短い生涯に幕を閉じ、3日連続でインターネット上に“天陽くんロス”が
広がったばかり。

 大河ドラマは現在、歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演を務める「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」を
放送中。視聴率で苦戦している。来年19年は俳優の長谷川博己(42)が主演を務める「麒麟がくる」で、戦国武将・明智光秀の生涯を描く。

スポニチ
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