地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』が9日、ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋についての特集を組み、熱視線を送った。

冨安は今夏、シント=トロイデンからボローニャへとステップアップ。コッパ・イタリアのピサ戦(3-0でボローニャが勝利)で公式戦デビューを果たすと、セリエA開幕戦のヴェローナ戦(1-1)でもフル出場し、チーム内でトップとなる高い評価を受けた。続いて第2節に行われたスパルとのエミリアダービー(1-0でボローニャが勝利)においても先発。90分間プレーし、『ガゼッタ・デロ・スポルト』などから2試合連続で最高評価を受け、ボローニャで最も注目を集める選手となっている。

ボローニャの地元紙は、「トミヤス…東洋の才能」との見出しで日本代表DFを一面で紹介。「シーズン開幕後、最も嬉しいサプライズの1つだった新加入のトミヤスを紹介しよう」と綴った。また元日本代表監督でボローニャが拠点を置くエミリア・ロマーニャ州出身のアルベルト・ザッケローニ氏による言葉も掲載。「申し分のない選手。良い買い物」とトップで報じた。

続いて記事では冨安について、「(イタリア北部の合宿地)カステルロットのアルプスの牧場でロッソブルー(赤青でボローニャの愛称)のチームに合流したときに、面白いカラオケと踊りを即興で披露した彼を愛するのは難しくなかった」などと紹介。「さらにトミヤスはピッチにおいて、もっと上手に自身を表現した。彼への愛のつぼみは、すぐさま花開いた」と綴り、「ここまでドリブル突破は一度も許さず、攻撃面でも良いパフォーマンスを披露」し、セリエA開幕から2試合ともにMVP級の活躍を見せた20歳の若者がボローニャファンの心をつかみ取ったことを伝えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00010029-goal-socc