0001砂漠のマスカレード ★
2019/09/09(月) 07:15:07.70ID:a+LZB2Lb9今のトップチームにも、ダニエル・カルバハル、ナチョ・フェルナンデス、ルーカス・バスケスら、カンテラ出身者が名を連ねている。
現在、カンテラのカデーテA(U−16)に所属する15歳の中井卓大は、カスティージャ、その先のトップチーム昇格を目指して奮闘している。
そんな中井を、カデーテAのトゥリスタン・ロドリゲス監督はどう評価しているのか。20年以上にわたり、クラブの育成部門をわたり歩いてきた名指導者に話を聞いた。
――カスティージャに所属していた久保建英は、スペイン1部のマジョルカに期限付きで移籍しましたが、日本人選手がレアル・マドリードでプレーする可能性が広がってきた現状をどう捉えていますか?
「明らかなことは、日本人選手のボールコントロールの技術レベルが非常に高いということ。これは私の個人的な印象だが、真面目で自己犠牲の精神も兼ね備えている日本人選手は、どこの国・クラブに行っても重宝されるはずだ。
それはレアル・マドリードという特別なクラブでも同じ。フットボールはチームスポーツであり、とくに現代サッカーでは"チームファースト"で動ける選手の価値が高いから、スペインでもチャンスが与えられる日本人選手は増えていくだろうね」
――現在、カデーテAでは中井卓大がプレーしていますが、レアルのカンテラからカスティージャ、トップチームへと進む選手はどのくらいいるのですか?
「どの世代のカンテラに入るかによっても変わってくるね。一番下(7歳〜8歳が属するプレ・ベンハミン)からカスティージャに上がる選手はひと握り。
フベニール(17歳〜19歳の下部組織)からプレーする選手は確率が高いかもしれないけど、難しいことに変わりはないよ。
カスティージャが戦う2部B(3部相当)も簡単なリーグではない。1部リーグと比較するとボディコンタクトが多いため、フィジカル面も重要になってくる。
体がまだできあがっていない10代の選手にとっては難しい部分もあるし、とくにスペイン以外の国から来た選手は、その激しさと強さに最初は戸惑うかもしれない。
ただ、そこで結果を残せた選手が、数少ないトップチーム挑戦へのチャンスを得ることになるんだ」
――以前はスペインの育成といえば、アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)らを輩出したバルセロナという印象も強かったですが、
近年ではレアルのカンテラ出身の選手が世界中のリーグで活躍しています。この変化をどう捉えていますか?
「レアルに限らず、セルタ、セビージャ、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、アトレティコ・マドリードの育成は非常に伸びているね。
これは下部組織の国内での成績を見ればはっきりしているよ。バルセロナがひとつの時代を作り、その時代が幕を閉じようとしているのかもしれない。
フットボールの隆盛というのは常に時代と共に移ろうもの。またバルセロナの時代になる可能性もあるし、どのチームのカンテラからフェノーメノ(怪物)が出てきてもおかしくないよ」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190909-00870710-sportiva-socc&p=2
9/9(月) 6:17配信