◆Wソックス5―1エンゼルス(8日、シカゴ・ギャランティードレートフィールド)

 エンゼルス・大谷翔平投手(25)が8日(日本時間9日)、敵地のWソックス戦にフル出場。出場した試合では4試合ぶりに打順が“定位置”の「3番・指名打者」に戻ってフル出場すると、初回に先取点となる適時打を放つなど4打数1安打1打点だった。

 4日(日本時間5日)、6日(同7日)には5番、前日の7日(同8日)には4番だった大谷だが、この試合では3番に復帰。すると初回1死二塁の好機で、いきなり3試合連続安打となる左前適時打を放って指揮官の期待に応えた。先発右腕・シースの内角低め80・8マイル(約130キロ)のカーブに反応。大谷らしく逆方向にはじき返して三遊間を破ると、打球速度111マイル(約178・6キロ)という強烈な打球で先取点をたたき出し、昨季の61打点に並んだ。

 だが、2打席目以降は3打席連続三振に抑え込まれた。同点で迎えた2回1死満塁の好機では、5球ファウルで粘るなど内角中心の攻めに攻略できず。最後は9球目の外角高め直球に手が出て空振り三振に倒れ、勝ち越しを逃した。1点を追う5回先頭の3打席目は2番手左腕・オシチの内角低めカットボールに手が出ず見逃し三振。4点を追う8回先頭の4打席目も3番手左腕・バマーのシンカーにタイミングが合わず空振り三振を喫した。

 8月下旬から調子を落としていた大谷。8月21日(日本時間22日)から9月4日(同5日)にかけての11試合では37打数4安打(0本塁打)1打点、打率1割8厘と苦しんでいた。だが、7日(同8日)の敵地・Wソックス戦で12試合ぶりにマルチ安打をマークすると、前夜の8日(同9日)の同カードでは15試合ぶりの17号3ランを放つなど3安打5打点の大活躍で「ちょっとずつだけど良くなっているなとは思っている」などと復調へ向けて手応えを口にしていた。

 初回に先取点をたたき出したが、投手陣が粘れずに小刻みに失点して逆転負けを喫したエンゼルス。大谷は、4打数1安打で打率は2割9分2厘となった。翌8日(日本時間9日)からは本拠地に戻ってインディアンス3連戦、1日の休養日を挟んでレイズ3連戦が予定されている。


9/9(月) 6:37配信 スポーツ報知
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