臨機応変――。森保一監督が日本代表の監督に就任して以降、ことあるごとに繰り返してきたフレーズだが、MF柴崎岳(デポルティボ)もその重要性を指摘する。「全ては相手によって成り立っている」。
中盤の要を担う副将は相手の出方に応じた戦い方をすることで、これから始まるアジアの戦いを勝ち抜いていく構えだ。

カタールW杯アジア2次予選のミャンマー戦を2日後に控えた8日、柴崎は対戦相手の戦い方に言及した。「後方からビルドアップしようとしているのがよく分かるし、前線の選手も小柄でテクニックのある選手が多くいる」。
格下とされる相手でも事前分析は怠らず、しっかりと情報を頭に入れて戦おうとしている。

さらには「相手が何を嫌がって、何を快適としているかを見ないといけない」との言葉も。そうした相手の顔色は「試合の中で色んなバリエーションをやることで見つけ出す」もの。
「森保ジャパンになってからの形もそうだけど、そうではない時の部分も考えながらシチュエーションに合った攻撃をしかけていきたい」と試合の中で柔軟に対応していくつもりだ。

そうした“臨機応変さ”はピッチ内だけでなく、ピッチ外でも活きると考えている。
「時差や環境適応、移動距離も含めてアジアの戦いだと思っている」と語った柴崎は「その時の状況で何ができるかという最適解を求めていくこと、その思考を止めないこと、環境に適応にしていくことが最低限やるべきこと」と心構えを述べた。

そんな柴崎にとってW杯予選は2度目だが、前回は2次予選初戦のシンガポール戦(△0-0)、サブ組で臨んだ最終予選最終戦のサウジアラビア戦(●0-1)に出場したのみ。
「チームが達成すべき目標があるので、チームの一部分としてしっかりと働きながら、チームが成功を収めるために働くだけ」。森保ジャパンでは主軸を担う背番号7はいたって冷静にW杯を争う長期戦に臨む。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190908-43471445-gekisaka-socc
9/8(日) 23:23配信