昨年7月に自宅で派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして、
強制性交罪で起訴された俳優の新井浩文被告の初公判が2日、東京地裁で開かれ、その様子を各メディアが報じた。

 各メディアによると、この日は一般傍聴席20席を求めて早朝から532人が並び、倍率は約26倍。

 新井被告は黒いスーツ姿で入廷。裁判長に認否を問われると、「まず女性に謝罪したい。本当にすみませんでした」と数秒間頭を下げた。

 罪状認否で新井被告は「暴力は一切やっていません。同意があったと思っています」と述べ、起訴内容を否認したという。

 弁護側は、新井被告にはこれまでにマッサージ師との性交経験があったとした上で、「暴行は加えておらず、強制性交罪は成立しない」と訴えたというのだ。

 「強制性交罪は懲役5年以上で、3年を超える懲役刑の場合は執行猶予はつかないので、重い罪。新井被告は被害者の女性と和解していないと言われているため、
弁護側は徹底的に否認する戦術なのでは」(司法担当記者)

 この展開だと、法廷で裁かれたあの金メダリストのように、ことごとく自分の“恥部”をさらけ出すことになりそうだというのだ。

 「男子柔道の金メダリスト・内柴正人氏の公判のようになるかと思われます。内柴氏はコーチをしていた女子柔道部の教え子に対して、
酒を飲ませて性行為をしたとして準強姦容疑で起訴されました。公判では容疑を徹底的に否認しましたが、複数回の公判中、
性行為の内容や下半身の状態などを赤裸々にさらけ出すことになりました。おまけに、最高裁まで争ったものの、懲役5年の実刑とした一審、
二審判決が確定し刑に服すことになりました」(公判を取材した記者)

 いずれにせよ、芸能界復帰は絶望的なようだ。

https://npn.co.jp/article/detail/09998563/