なつぞら 最終週/第26週「なつよ、悲しき十勝晴れ」
2019年9月23日 〜 9月28日放送

『大草原の少女ソラ』が打ち切られる

昭和50年(1975年)4月。優が小学校の入学式を迎える中、激務に追われるなつを手伝いに、富士子が十勝からやって来ました。

そして梅雨。『大草原の少女ソラ』は視聴率不振から打ち切られ、マコプロダクションでは責任の押し付け合いに。富士子は怒って十勝に戻ります。

なつたち一家が十勝を訪問

夏休み。なつ、坂場、ゆうの一家。そして千遥と千夏は、北海道十勝の柴田家に帰って来ました。認知症が進行した泰樹と再会したなつは、「あんた誰だ?」と言われ涙を流します。

そんな中、十勝は嵐に見舞われました。柴田家は停電し、柴田牧場の牛たちを照男は全滅させてしまいます。泰樹にはもはやそれが理解できないことが救いでした。照男は絶望から発狂します。

十勝の夏空

嵐が去った翌朝。泰樹はとよの手を握り死去。嵐で荒れ果てた山田家の畑には、ジャガイモが散乱していました。とよは自分の死を悲しむ必要はないと、その場でなつに告げて命を断ちました。

なつと坂場、そして優の一家は、抜け殻のようになって十勝の大草原をあてもなく彷徨。十勝の夏空を見上げながら、なつは運命を呪うのでした。

翌朝、3人は変わり果てた姿で発見されます。一家を襲ったのはヒグマでした。悲しみに暮れる十勝の人々が顔を上げると、ヒグマの足跡は地平線に向かって、十勝の夏空に向かってまっすぐに延びていたのでした。<完>