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2019.08.25

名作映画には、必ずといっていいほど素晴らしいセリフがある。本記事では、人生の指針となるような名セリフが登場する映画を4本紹介する。どのセリフも印象的かつ効果的に使われており、映画のテーマを凝縮させたような、そのセリフだけでどんな映画か一発でわかるような素晴らしいセリフになっている。なぜこれらのセリフが素晴らしいのか、ということも含めてご紹介。

■「生きるってのはな、痛いんだよ」園子温『冷たい熱帯魚』(2010)
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園子温の映画には、他の映画にはない言葉の強度がある。劇中で役者に詩を朗読させることも多く、たとえば『ヒミズ』では、フランソワ・ヴィヨンの詩、『恋の罪』では田村隆一の詩、『愛のむきだし』では聖書の一編が、それぞれ非常に印象的に使われていた。詩人という出自のせいなのか、言葉に対するこだわりが尋常ではない。
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■「海の向こうから来たお米……大豆……そんなもんでできとるんじゃなあ、うちは」片渕須直『この世界の片隅に』(2016)
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『この世界の片隅に』は、『マイマイ新子と千年の魔法』などで知られる片渕須直によるアニメーション映画。太平洋戦争下の日常を描いた本作は2016年11月に公開されると、公開規模を徐々に拡大し、ミニシアター系の映画では異例の大ヒット。世界60以上の国と地域で上映され、日本ではこの8月に1,000日連続上映を超えるなど、超ロングランを記録している。
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■「指輪を運ぶことはできないけど、あなたを運ぶことはできます!」ピーター・ジャクソン『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003)
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闇の冥王サウロンが世界を滅ぼす魔力を封じた指輪を葬るために、長い旅に出たホビット族のフロド(イライジャ・ウッド)とその仲間たち。その旅のクライマックス、滅びの山にて、力尽きそうになるフロドに対してサム(ショーン・アスティン)が放った言葉。
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■「ママ、人を殺してしまった」ブライアン・シンガー『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)
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最後に、ちょっと変化球で、映画『ボヘミアン・ラプソディ』で劇中歌として使われる「Bohemian Rhapsody」の歌詞を。
この曲は劇中で何度か流れるが、注目したいのは、クライマックスに配置されたライブ・エイドのシーン。この時、歌詞が字幕で表示されるのは、単に観客に歌を楽しんでもらいたいからだろうか? そうかもしれないが、この歌詞を登場人物のセリフと解釈してみてはどうだろうか。
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