◆第101回全国高校野球選手権大会第14日 ▽決勝 履正社5―3星稜(22日・甲子園)

履正社(大阪)が春夏を通じて初優勝。令和初王者に輝いた。今秋ドラフト候補の井上広大右翼手(3年)が1点を追う3回に中堅左へ逆転3ラン。
追いつかれた直後の8回には、野口海音(みのん)捕手(3年)が決勝の中前適時打を放った。今春センバツ1回戦で3安打完封負けした奥川から、大会タイ記録となる6試合連続2ケタの11安打で雪辱。
異なる2校による同一府県連覇は4例目。大阪勢は夏の決勝8連勝で、岡田龍生監督(58)は感激の涙を流した。

ヤクルト・山田哲人内野手(27)は22日、母校・履正社の初優勝を祝福した。試合経過は随時チェック。「よく高校NO1と言われる投手(奥川)からホームランを打ったし、5点も取った。
自分のことのようにうれしいです。令和元年という節目に新しい歴史を作ってくれました」と声を弾ませた。

履正社で過ごした3年間は今も財産だ。中学時代は報徳学園などへの進学も考えたが、少年野球関係者や両親のすすめで寮がない同校に入学。
岡田監督の休む間もなく打ち続ける速射ノックで守備力や体力を鍛えられた。

のびのび練習できる環境にも恵まれた。「好きにやらせてもらいましたし、考える力がついた。
岡田先生はいろいろ引き出しがあって、教えてくれるけど自分で考えなさいという時間がある。勉強になりました」と自主性も磨かれた。

3年だった2010年夏に最初で最後の甲子園に出場。チームの夏の初勝利や甲子園1号をマークし、自身も野球部の歴史に名を刻んだ一人だ。
あれから9年。当時も掲げていた日本一の夢を後輩たちが成し遂げてくれた。「刺激になります。履正社に行ってよかった。親の言うことは聞くもんやね」と喜びをかみしめた。

オリックス・T―岡田(05年度卒)「初優勝おめでとうございます。僕らの時はなんとか甲子園に出ることが目標でしたが、今では全国区になっていますし、
甲子園で優勝することが目標に変わってきているなということを感じます」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190822-00000355-sph-base
8/23(金) 6:08配信

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成績