今年で42回目を迎える日本テレビ系の夏の風物詩「24時間テレビ 人と人〜ともに新たな時代へ〜」(24〜25日)に、元SMAPの稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の3人が出演する可能性があるという仰天情報をキャッチした。この3人を出演させないようテレビ局に圧力をかけたとの疑いで公正取引委員会に注意されたジャニーズ事務所も、黙認する方向だという。事実だとすれば、これほどの超絶目玉企画はないが、同時にジャニー喜多川さん追悼の大型コーナーまで設けられるというから驚きだ。ここまでなりふり構っていられないのも、日テレ側の裏事情があるようで――。

 何かと物議を醸す24時間テレビだが、今年はサプライズな演出が目白押しだ。まずはチャリティーマラソン。

 毎年恒例の日本武道館が、25日開幕の柔道世界選手権や来年の東京五輪・パラリンピックへ向けた改修工事のため使用できず、初めて両国国技館のゴールを目指す。しかも、1人42・195キロを走り、4人でたすきをつなぐ異例の駅伝方式。7月にいとうあさこ(49)、「ガンバレルーヤ」のよしこ(28)が発表され、今月10日に「ハリセンボン」の近藤春菜(36)が3人目に決まった。注目は4人目のメンバーだ。

 本紙は7月27日発行紙面で、女優の木村佳乃(43)と「たんぽぽ」の川村エミコ(39)に“ほぼ内定”と報じたが、ここにきて情勢が変わりつつある。

「3人目が近藤になったので川村が消えました。木村内定に変わりはありませんが、東スポで報じられたのでギリギリで変更する可能性も出ています。局上層部の中に“東スポの記事通りにさせるか!”という反東スポ派がいますからね。ただ、どういう形であれ話題になればいい。過去、放送当日にブルゾンちえみに決まって注目を集めたように、この方法で発表を引っ張るはずです。それが前日になるか、直前になるかは視聴者のリアクションを見て判断することになる」(事情通)

 話題になるのは、チャリティーマラソンだけではない。

 先月9日に亡くなったジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川さん(享年87)の功績を振り返る“追悼コーナー”が用意されるという。

「ジャニーズタレントが一堂に会する模様です。そして、募金をしてくれた人からのリクエストに、ジャニタレが歌で応えるカラオケ企画もあるとか。ジャニーさんの功績をVTRでたどりながら、歌って踊って番組を盛り上げます。詳細は未定ですが、コントなども用意されているようですよ」(芸能プロ関係者)

「嵐」をはじめ「関ジャニ∞」、木村拓哉、中居正広、「TOKIO」「KAT−TUN」「NEWS」「King&Prince」「KinKi Kids」、近藤真彦、「少年隊」らが集まれば圧巻だろう。9月4日には東京ドームで「お別れの会」が開催されるのでタイミングも良い。

 さらに超目玉企画まで浮上している。何と退所した元SMAPメンバーの3人も出演する可能性があるというのだ。

「公正取引委員会がジャニーズ事務所に、3人がテレビ出演できなくなるよう圧力をかけた疑惑に対し注意したことがありました。それを受けて日テレの小杉善信社長が会見で『圧力を受けたとは聞いていない』と反論した。ジャニーズは公取委に注意を受けたことをひどく気にしている。だからチャリティー番組である『24時間テレビ』に元SMAPの3人が出演した方が、ジャニーズ的には出演を妨害していないと声高に主張できますからね」(芸能関係者)

 今年のメインパーソナリティーは嵐が務めるが、元SMAP3人と絡んだら、すさまじい反響を呼ぶことは必至。翌日のスポーツ紙には「元SMAP3人が嵐とまさかの“共演”」という見出しが躍るだろう。

 実は、日テレがこんな“禁じ手”まで使うのには理由がある。それは視聴率だ。

 2018年の年間視聴率で5年連続の「3冠王」となった日テレは、同年度の視聴率でも5年連続の3冠王に輝いている。だが、今年および今年度は黄信号がともっているという。

「日テレが恐れているのがテレ朝です。いまや日テレの全番組をけん引してきた『世界の果てまでイッテQ!』が、テレ朝の『ポツンと一軒家』に勝てなくなってしまった。また、この10月から米倉涼子主演の『ドクターX』シリーズがスタートしますし、スポーツコンテンツも豊富なので、このままでは3冠王はテレ朝になるかもしれません」(制作会社関係者)

(2に続く) 

8/16(金) 11:01
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