ジャーナリストの池上彰氏(68)がMCを務めるテレビ東京系「池上彰の戦争を考えるSP〜失敗は隠され、息子たちは戦場へ〜」が12日午後8時から放送される。

 毎夏の恒例となった同番組は今回で11回目の放送。日本にとっては戦争のない平和な時代だった平成が終わり、新時代・令和で初めての終戦記念日を前に、改めて戦争を振り返る。

 今回は、ハリウッドで映画化されることでも注目される「ミッドウェー海戦」を解説。改ざん・捏造された報道、今でいう「フェイクニュース」によって、若者たちの悲劇へとつながっていく道程を池上氏が解説する。また、「赤紙」と呼ばれた召集令状について、多くの人々が知らなかった実態が貴重な資料から紐解かれる。

 池上氏は今回の放送について「相手が発表したことをそのまま報道すると、よく『大本営発表だな』と批判されることがあります。本物の大本営発表によって、どれだけ人々の認識が歪められ、多くの犠牲が出たことか」と語り、「『戦争の最初の犠牲者は真実だ』という言葉があります。事実を正しく伝えていくことの責務を改めて感じています」とコメントした。

 同番組では<空母「加賀」の悲劇と大本営発表の嘘>、<そして息子たちは戦場へ 実録“赤紙配達人”>といった企画を放送。ゲストに峰竜太、宮崎美子、小島瑠璃子を迎え、当時の資料や証言をもとに戦争の悲劇に迫る。


8/10(土) 5:03配信 スポーツ報知
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