雨上がり決死隊・宮迫博之が金塊強奪犯と同席して金銭を受け取ったとされるギャラ飲み疑惑≠受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はこの強奪犯が収容されている福岡拘置所で本人と接見した。同氏は9日、当サイトの取材に対し、この被告が証言した宮迫への思い、さらには別の芸能人のタニマチ的な存在であったことを明かした。

 小川氏は6日、7億5800万円相当の金塊を強奪した容疑で逮捕・起訴され、1審判決で懲役9年の判決を受けた野口和樹被告(43)が収容されている福岡拘置所にテレビ局のスタッフと共に赴き、約30分間、野口被告と面会した。同被告は宮迫への金銭授受の疑いに「僕は払ってない」と否定しつつ、写真を撮る前に、宮迫が別の席で飲んでいた人物として「名前を言っても放送できない有名人」の存在などを証言した。

 そして、野口被告は宮迫への思いも吐露した。同被告は「僕らとの写真が流出したことで宮迫君に迷惑をかけたのは申し訳ないと思っています」と謝罪。その一方で、「ただ、あの会見はないでしょう。吉本の実情を暴露して『自分はかわいそうだ』と言っているだけ。本質は、反社会的グループと関わって『金はもらっていない』とうそをついたのが始まり。それが、今では吉本のお家騒動になっている。会見の場は、本当は反省し謝罪すべき場所であったはずなのに、あれではまるでクーデターじゃないですか」などと小川氏に話したという。

 さらに、野口被告は宮迫とは別に、芸能人との付き合いを激白した。野口被告は「自分がタニマチのようになっている芸能人が4人いました。月に50万円と◯◯には100万円出していた。後は、仕事を頼んで、ちょっと多めにギャラを払っているくらいですが。イベントに呼んでやったりした。東京の◯◯にある◯◯ホテルでのイベントにも、お笑い芸人の◯◯と◯◯を呼んだ。月数万円の給料の芸人もいるんですよ。9万円でしたよ。やっていけないでしょう。」と語ったという。

 小川氏は「多い人には月に1000万円以上出した者もいたそうです。その名前もはっきり言っています。自分がやったイベントに来てもらったお笑い芸人さんの名前も言いました」。あくまで野口被告の言い分であり、現時点で裏取りをしていないため、小川氏は匿名とした。

 いずれにしても芸能界の背後にいる反社会的勢力の存在が、同被告の証言によって浮き彫りになった。

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8/9(金) 10:26
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