闇営業問題で謹慎中の雨上がり決死隊の宮迫博之(49)が4日、神奈川県茅ケ崎市で行われたイベントで、特殊詐欺の被害防止のための啓発チラシを配るボランティアに参加したと報じられた。

イベントは「第8回Hawai’i湘南フラフェスティバル2019」というもので、宮迫はアロハシャツ姿で来場者約500人にチラシを配った。イベントの主催者には、共通の知人を通じて10日ほど前に本人から参加の申し出があったという。サンスポによれば宮迫は来場者からの写真撮影にも応じ、「また泣いちゃいそう」と話していたという。先月20日の謝罪会見以降、初のボランティア活動となるが、吉本興業は関知していない。ワイドショー芸能デスクはこう解説する。

「立川志らくが『ひるおび!』で“パフォーマンスと受け取られてしまうこともある”と言っていましたが、そういう側面は確かにある。ただ、みそぎとしてボランティアに参加することは決して非難されることではないでしょう。宮迫は先月30日に吉本サイドと話し合ったそうですが話し合いは平行線。吉本に戻る気はないようですから、次のステップを見据えた活動だと思います」

吉本サイドは宮迫に対し、岡本昭彦社長の会見で“契約解除を撤回”としたが、「フライデー」で反社勢力との“ギャラ飲み”が報じられると“契約解消の撤回については再度検討”と対応を二転三転させている。

関西の重鎮は苦言

さらに関西の重鎮、タレントの上沼恵美子(64)は、4日放送の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)で、宮迫に苦言を呈した。

上沼は一緒に謝罪会見したロンブーの田村亮に関しては「うなだれて、反省して、やつれていた」と話したが、宮迫については「元気だった」と指摘。さらに「食べていけない若手をかばう兄貴として正義感に燃えたのかもしれんけど、“若手は食べていけない”という流れに舵を切った。悪い見本を見せてしまった」と非難。騒動が吉本の企業体質の問題に広がったことを嘆き、騒動の発端はあくまで宮迫の闇営業問題にあることを再認識させるかのような発言をした。

「吉本にとって一番の気掛かりは、反社会的勢力との付き合いが会社ぐるみだったのではないかという疑惑です。“あくまで悪者は宮迫”として、騒動が収束してくれることを望んでいるはずで、宮迫がボランティアを通じて“みそぎ”をする姿が報じられることは歓迎でしょう。しかし今後、もし和解して宮迫が吉本復帰、または明石家さんまの個人事務所に移り、一時的にテレビに復帰したとしても、宮迫の仕事は減っていくでしょう」(芸能リポーター)

吉本は宮迫にすべてをかぶせて騒動の幕引きを図っているようだ。

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2019年8月7日 9時26分 日刊ゲンダイDIGITAL