女優の広瀬すず(21)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(日曜前8・00)の第17週の平均視聴率が20・6%(ビデオリサーチ調べのデータを基に算出、関東地区)だったことが29日、分かった。初週から第16週までに続き、17週も大台を超えた。

各日の番組平均は、
22日=20・7%
23日=19・6%
24日=21・2%
25日=20・2%
26日=20・9%
27日=21・2%だった。

初回22・8%と今世紀最高のスタートを切り、週平均も初週22・1%、第2週22・2%、第3週22・6%、第4週22・5%、第5週20・7%、第6週21・3%、第7週22・1%、第8週21・6%、第9週20・8%、第10週20・4%、第11週21・0%、第12週21・6%、第13週20・7%、第14週21・6%、第15週20・2%、第16週20・4%と絶好調をキープしていた。

 戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」などで知られる脚本家・大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。主題歌「優しいあの子」はスピッツが書き下ろした。9月28日まで全156話。

 第17週は「なつよ、テレビ漫画の幕開けだ」。短編アニメ映画「ヘンゼルとグレーテル」の完成から4年、1963年(昭38)、なつ(広瀬)は優秀な女性アニメーターとして注目されていた。その実力を買われ、坂場(中川大志)と一緒に新設されたテレビ班に行くように仲(井浦新)から命じられる。「鉄腕アトム」が大ヒットしたのを受け、東洋動画は本格的にテレビ漫画に進出することになった。映画に未練を感じる坂場を励ましつつ、なつはテレビの世界に飛び込んでいく。テレビ特有の効率優先のアニメ作りに戸惑いつつも、なつは新たな表現の開発に取り組む…という展開だった。


2019年07月29日 10:06芸能
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