奢る宮根は久しからず……。午後のワイドショーではトップを走り続けてきた「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ/日本テレビ系)が、
視聴率を落としている。しかも、彼の地元である関西で……。

 いったいどうしたことか、関係者に聞いてみた。

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 そもそも「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜・13:55)の視聴率が下降気味だと指摘したのは、他ならぬ読売テレビの伝川幹社長だった。
2018年1月のことだ。

 関東では常時、視聴率7〜8%を取り、圧倒的人気を誇っていた「ミヤネ屋」だが、15年3月には、「ゴゴスマ―GO GO!  Smile! ―」
(CBSテレビ/TBS系:月〜金曜・13:55)、フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系:月〜金曜・13:45)が相次いで参戦した。
それでもしばらくは「ミヤネ屋」の人気は不動だったが、17年10月4日には「ゴゴスマ」が、関東地区で初の1位となったのだ。民放プロデューサーは言う。

「この直後、『週刊文春』(17年10月26日号)で、宮根誠司が番組を降板すると報じられました。文春砲は不発に終わったわけですが、どうやらこの記事は
宮根側によるマッチポンプだったと言われています。つまり、日テレ内で視聴率低下が問題視されていたので、あえて先に降板情報を流し、
日テレの動きを封じたというわけです。結局、翌年1月に読売テレビの社長が、視聴率がダウンしていることのみを指摘しました」 

 伝川社長は当時、こうも語っている。

「一番心がけているのは生対応。何か大きな事件や事故、災害などが発生すれば『ミヤネ屋』を見ていただけるよう、系列ネットワークも生かして、
生の機動力を強めたい。今後も逐次、協議を重ねたい」

 だが、この年(18年)5月23日の放送では、ついに「グッディ」にも追い抜かれてしまったのだ。現在は三すくみ状態で、3番組が勝ったり負けたりの
繰り返し。

「そこへ吉本興業の闇営業問題に端を発したゴタゴタが起きました。なにせ『ミヤネ屋』を制作しているのは大阪の読売テレビ。吉本といえば、
こちらも大阪が本拠地ですからね。『ゴゴスマ』の制作は名古屋、『グッディ』は東京です。『ミヤネ屋』としては絶対に負けられない戦い、のはずでした」

 ところがフタを開けてみると、

「吉本興業の岡本昭彦社長のグダグダ会見が行われた7月22日は、『グッディ』が(第一部)8・1%/(第2部)8・4%と過去最高の数字を取って1位に。
翌23日は『グッディ』が6・9%/6・6%に対し、『ミヤネ屋』は6・2%。これらは関東の数字ですが、地元関西ではもっとひどかった。『グッディ』
(関西テレビ)が9・0%/9・1%に対し、『ミヤネ屋』(読売テレビ)は7・5%しか取れなかったんです。これで宮根さんが地元でも人気が
落ちていることがハッキリしました」(民放プロデューサー)

 ちなみに吉本問題で大きく気を吐いたのは、何といっても現役の吉本芸人である加藤浩次がMCを務める「スッキリ」(日本テレビ系)だった。
「経営陣が変わらないなら僕は会社を辞める」と発言した22日は10・4%/7・5%、それを受けた23日は12・0%/7・5%、さらに24日には
瞬間最高視聴率17・0%を叩き出した。

「『スッキリ』は朝の情報番組ですが、23日の12・0%が今期最高であるのはもちろん、『あさイチ』(NHK:10・4%)も『羽鳥慎一モーニングショー』
(テレ朝:9・0%)も退けて、同時間帯の首位。それどころか、この日、日テレの全番組中で1位でした」(同・民放プロデューサー)

 それにしても、宮根が関西人にも人気がないというのは意外である。

「やっぱり隠し子騒動が、そもそものきっかけでしょうね。12年1月に『女性セブン』の報道で隠し子がいることが発覚し、番組で陳謝。この時には
ワイドショーなどに後追いされることもなく済んだのですが、17年11月には『週刊文春』が、隠し子の母の告白を掲載した。宮根の女性に対する軽薄な言動が
明らかとなり、完全に主婦を敵に回してしまいました。あれから何を言っても、『お前が言うな』、『どの口で言う』と思われちゃうんですよ。また、
大手芸能事務所には横目を使い、コメントの歯切れが悪い。そして、あの目をパッチリ二重にした“整形”の評判もよくないですね。

週刊新潮WEB取材班
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190729-00574351-shincho-ent&;p=1
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