米国の法律ならば、ジャニーズも吉本も違法になる。

芸能事務所の仕事は、主に次の3つ
1) ブッキング 芸能人の仕事を獲得して出演料を決めること
2) マネージ 芸能人の身の回りの世話をすること
3) プロダクション 公演など催しを行うこと

海外の場合、エージェントの仕事は(1)のブッキング業務になる。
出演料に応じて定率がエージェントの取り分になるので、出演料を高くするよう交渉するのがエージェントの仕事になる。

海外の場合、(2)のマネージャーの仕事をエージェントは行わない。
マネージャーは芸能人の使用人であって、芸能事務所の従業員ではない。
エージェントがマネージと称して芸能人からお金を取ることは禁じられている。

海外の場合、(3)のプロダクション業務をエージェントが行うことは禁止されている。
お芝居でも、コンサートでも映画制作でも、プロダクション業務を行うならば、エージェント部門は解散を命じられる。
何故ならば、利益相反に当たるからだ。
出演料を安く上げれば、エージェントの利益が増えるとするなら、タレントの利益を守る人が誰も居なくなる。

(1)から(3)まで全部することを日本の法律は許しているから、前近代的な奴隷契約と呼ばれる。
日本にもハリウッドのようなタレント・エージェンシー法が必要ではないか。

韓国の法律ですら、ハリウッドと同じ方向に向かっているのだから。