鈴鹿サーキットで行われている、第42回”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースの予選で、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMが予選総合トップタイムを記録した。

 鈴鹿8耐の予選は各チームのライダー3人ないし2人が走行し、そのベストタイムの平均で予選結果を決めるものだ。なかでもトップ10以内に入ったチームは27日(土)に行われる“TOP10トライアル”に進出し、ポールポジション争いに加わることができる。

 既に行われた1回目の予選では、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マーク)が速さを見せ、トップタイムをマーク。そこに#10 Kawasaki Racing Team(レオン・ハスラム、トプラック・ラズガットリオグル、ジョナサン・レイ)が僅差で続いた。

 夕暮れに向かう時間から始まった予選2回目。最初の“ライダーBLUE”セッションでは中須賀克行が2分6秒530と好タイムを記録するも、持ちタイムを更新することの無いままピットへと戻った。また、1回目のセッションでは赤旗の影響を受け完璧なアタックはできていなかった#33 Red Bull Hondaの高橋巧も出走したが、自己ベストタイムを更新することはなかった。一方でカワサキのハスラムは2分7秒706とベストタイムを更新。ただ、順位の変動にまでは至らなかった。

  続くYELLOWセッションは序盤から転倒者が続出。1周を終えた頃に#22 Honda Asia-Dream Racing Teamのアンディ・ハリド・イズディハールがS字で激しい転倒を喫し、赤旗が掲出される事態となった。

 16時24分にセッションが再開された後、カワサキのラズガットリオグル、ヤマハのロウズは走行に入ったものの、ホンダの清成龍一は走行を行わなかった。ラズガットリオグルは自己ベストを更新することはできなかった。

 またライダーREDのセッションでは、ジョナサン・レイは出走しておらず、マシンも整備中の状況ということで、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMのトップ通過が濃厚な状況となった。

 そしてセッションは終了。一部順位変動はあったものの、最終的にTOP10圏内の面々に変動は無かった。トップタイムは#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMとなった。

 また、昨日発生した台風6号が日本へ接近しているが、予選終了後現在においては27日(土)のスケジュール変更はアナウンスされていない。

【リザルト】鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選平均タイム(編集部集計)

1.#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2分6秒619

2.#10 Kawasaki Racing Team 2分6秒633

3.#33 Red Bull Honda 2分7秒107

4.#634 MuSASHi HARC-PR. Honda 2分7秒184

5.#12ヨシムラスズキMOTULレーシングチーム 2分7秒188

6.#7 YART YAMAHA 2分7秒309

7.#1 F.C.C. TSR Honda France 2分7秒479

8. #090 au. Teluru SAG RT 2分7秒916

9.#95 S-PULSE DREAM RACING.IAI 2分8秒757

10.#19 KYB MORIWAKI RACING2分8秒759

7/26(金) 18:22配信 motorsport.com 日本版
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