社会学者の古市憲寿が23日放送の『とくダネ!』(フジテレビ)に出演。闇営業問題に端を発する一連の騒動で、
加藤浩次が吉本興業の上層部に退任を求めていることに疑問を呈した。

加藤は22日放送の『スッキリ』で吉本興業の現体制が続くのであれば「(吉本を)退社します」と宣言。
そして翌日23日には吉本興業の大崎洋会長と同日夕方に会談の場を設けることを明かしていた。

この日、番組では裏番組である『スッキリ』(日本テレビ)での加藤の発言を速報で紹介。
会長と加藤が3時間にわたって話し合うも「平行線」で終わってしまったや、加藤の意思は変わっていないことなどが伝えられた。

 この騒動に古市は「このニュースを見てると世論が勝手気ままだなと思う」と言い、
「まず松本さんの『ワイドナショー』があって、あの時は松本さんが立ち上がってくれたっていう風に世論はなってたと思うんですけど、
一方で加藤さんが『社長が辞めないなら自分も辞める』みたいな発言をすると、
逆に松本さんに批判的な意見が出てきたりとかして」と流されやすい世論に警鐘を鳴らした。

その上で、「社長辞めるって象徴的にはすごく大切なことだって分かるんですけど、
それより一番大切なことって、これまで吉本興業っていう会社が色々なことを言われてきた。
処遇や配偶の問題であるとか、暴力団の問題だとかそっちの方が大事」と私見を述べ、
「社長辞める辞めないって、そこって本当に大事なのって思っちゃう」と上層部の退任を求める加藤の意見に疑問を呈した。

https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0724/rbb_190724_6052600864.html