第101回全国高校野球選手権千葉大会は21日、3球場で5回戦8試合があり、8強が決まった。ノーシードから勝ち上がった市川が、古豪銚子商を接戦の末に破り23年ぶりのベスト8に進出。
市船橋は強打の東海大市原望洋を破った。市原中央はBシードの千葉学芸に、千葉明徳は市柏に競り勝った。
今春の選抜準優勝の習志野をはじめ、4年連続夏の甲子園出場を目指す木更津総合、昨夏東千葉大会準優勝の成田、
優勝候補を破ってきた八千代松陰もそれぞれ勝ち上がった。
22日は準々決勝4試合が2球場で予定されている。

後輩につないだ古豪復活 銚子商・那須翔斗主将 「のろしはあげた」

「打ってくれ、頼む」

2点を追う九回裏2死。銚子商の那須翔斗(しょうと)主将(3年)は祈る気持ちで打席を見つめた。
しかし、打球は中飛に。市川の選手がベンチから一斉に飛び出すのを見て、涙があふれた。

夏の甲子園で優勝経験もある古豪・銚子商は、自身が中学生の時、4年連続初戦敗退と不調だった。
ただ、父親が銚子商野球部出身。那須君は「おれの代で甲子園に行く」と入学した。1年の時、チームは5年ぶりに初戦を突破し、16強。2年の時は東千葉大会で16強まで勝ち進んだが、甲子園は遠かった。
昨夏、代替わりして主将に就いたがうまくいかないことは多かった。「捕手をやってほしい」。経験したことがなかったが、沢田洋一監督に任された。
野球の本を読み込んだり、インターネットでプロの試合を見たりして配球を学んだ。毎朝6時半にグラウンドに行って捕球練習を積んだ。

昨秋は県大会4強まで進んだが、習志野に5失策とミスが重なって敗北。自身の不調と重なり、夜は悩んで眠れない日々が続いた。ミーティングの時間を2倍以上にし、守備のミス一つひとつを話し合った。

今春の県大会。習志野に2―3で敗れたが、失策は1。同じ4強入りでも「甲子園は遠くない」。チームの成長を感じていた。

迎えたこの日。初回に4点を奪われ、追いついたが、六回に勝ち越された。「勝ちたいと思えば思うほど、焦りが出てしまった」。市川の投手に好投され、目標に届かなかった。

試合後、「後悔は残るけど、古豪復活ののろしはあげられた」と那須君。夢を後輩に託した。=ゼットエー(小木雄太)

https://www.asahi.com/articles/ASM7P6R5LM7PUDCB029.html
2019年7月22日03時00分

https://vk.sportsbull.jp/koshien/chiba/
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