サッカー スペイン1部リーグの強豪、バルセロナの下部組織に日本人の13歳の選手の入団が決まったことがわかりました。バルセロナの下部組織に日本人が入団するのは、レアルマドリードに移籍した久保建英選手以来2人目です。

バルセロナの下部組織への入団が決まったのは、13歳の高橋仁胡選手です。高橋選手は、アルゼンチン人の父親と日本人の母親の間に生まれ、スペインのバルセロナで育ちました。

5歳からフットサルを始め、10歳でサッカーに転向したあとは地元のクラブチームで主に左サイドバックとしてプレーしてきましたが、突破力の高さなどをバルセロナに評価され、ことし2月に入団の契約を交わしたということです。

バルセロナの下部組織に日本人が入団するのは、先月、同じスペインの強豪、レアルマドリードに移籍した日本代表の久保建英選手以来2人目です。

NHKの取材に高橋選手は「小さいときから応援してきたチームなのでとても光栄です。モチベーションは高く、早くシーズンが始まってほしい。将来的には日本代表に選ばれたい」と話し、活躍を誓っていました。高橋選手は来月チームに合流し、本格的な練習を始める予定です。

高橋 父はアルゼンチン人
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190721/K10012001291_1907211420_1907211428_01_03.jpg

高橋仁胡選手は、平成17年生まれの13歳です。アルゼンチン人の父親と日本人の母親の間に生まれ、スペインのバルセロナ郊外で育ちました。

5歳からフットサルを始めて10歳でサッカーに転向し、フットサルで鍛えたテクニックと高い突破力が持ち味で、これまでは主に左サイドバックとしてプレーしてきました。

去年3月から4月にかけて開かれた、ヨーロッパ各地のチームが参加した大会でチームの優勝に貢献しスカウトの目にとまったことが、バルセロナの下部組織入りのきっかけとなりました。
バルセロナ下部組織とは
高橋選手が入団するバルセロナの下部組織には、スペインをはじめ世界中から選抜された19歳以下の選手たちが所属しています。

若い選手の育成に定評があり、これまでにアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手や、元スペイン代表でJリーグ ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手をはじめ世界的な選手を多く輩出してきました。

選手たちは1年ごとに契約を更新する厳しい環境のもとで、切磋琢磨しながら将来のトップチーム昇格を目指します。

2019年7月21日 14時28分NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190721/k10012001291000.html