少年院出身のアイドル、戦慄かなの(せんりつ・かなの、20)が19日放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜」(金曜前0・12)に出演。
「私のようになってほしくない…」という反面教師の意味を込めて、過去に手を染めていたJKビジネスの詳細を明かした。

「小さい頃から虐待を受けていた」と切り出した戦慄。
幼い頃にシングルマザーの母親が育児放棄、それがきっかけで万引きに手を染め、盗んだ物を食べて妹と生活していたという。
育児放棄の弊害はそれだけにとどまらず、入浴や歯磨きも親の許可がないとできなかったため「すごく不潔だったので、学校でイジメられるようになりました」と悲しい過去を振り返った。

イジメによって学校にも家にも居場所がなくなるも、妹を食べさせなければならないことから、戦慄は大学生が元締めをしている窃盗集団へ。
グループには「コスメを何キロ盗ったら何千円」といったノルマもあったというが、ある時、戦慄のミスがきっかけで上の大学生が逮捕されてグループは解散。
犯罪から一時足を洗ったが、「JKビジネスブーム」が当時16歳の戦慄を再び犯罪の道へと誘った。

女子高生が男性に親密な接客を行うJKビジネス。
現在は児童買春につながると各店舗が摘発され、閉店に追い込まれているが、当時は店舗も乱立していた。
路上で長時間客引きしている女子高生を見た戦慄は、一人一人に声をかけてスカウト。
そして「私は出会い系(サイト)でおじさんをリストアップして、女子高生とおじさんの仲介役をやった。それで100均のパンツを大量に買い込んで、女子高生に穿かせて、8000円で売らせてました」と驚きのJKビジネスに手を染めていたことを告白した。
戦慄はパンツ1枚につき手数料として4000円を受け取っていたといい、購入経費を差し引くと利益は3900円。
1日平均25枚をさばき、約10万円稼いでいたというが、JKビジネスに没頭するあまり帰宅していなかったことから母親が捜索願を提出。
警察に保護され、没収された所持品からJKビジネスが発覚し、少年院へ送られることになったという。

入所後は2年に及ぶ時間を更生に費やしたが、現在は大学に通いながらNPO法人を立ち上げ、当時の体験を講演などで語っているという。

http://news.livedoor.com/article/detail/16798758/

「少年院出身アイドル」 戦慄かなの
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