7/16(火) 10:54配信
福山雅治待ち伏せ、嵐の現場をSNSに投稿…大暴走する迷惑ファン

ファンの迷惑行為が止まらない。今年5月、ジャニーズ事務所は『Hey!Say!JUMP』の一部ファンのマナー違反を理由に、毎年恒例だったコンサートツアーを中止すると発表した。メンバー見たさに新幹線のホームに殺到したことが理由とされるが、ファンの暴走はジャニーズにとどまらない。続く6月には福山雅治(50)が公式サイトで、「ファンの皆さまへのご注意とお願い」と題し、ロケ先などでの待ち伏せ行為についてクギをさした。

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「福山が主演したドラマ『集団左遷!!』(TBS系)の撮影現場に“偽エキストラ“が入り込んでいることが発覚。一時、騒然としたそうです。ただ、これは仕方ない面もある。ここ数年、どこの局も経費削減のため、ボランティアのエキストラに頼っているのが現状。彼らの多くが『ギャラはいらないから贔屓(ひいき)のタレントを近くで見たい』というファンです。素人さんに『情報管理を徹底しろ』と求めるほうが無理がありますよね。危険なのが、ドラマ放送開始後にエキストラの募集をかけるケース。もちろん、募集要項には『〇〇市内の商店街』など、撮影場所のおおまかな情報しか書かれていないのですが、ドラマを隅から隅まで観ているコアファンにしてみれば特定は容易。追っかけや野次馬が殺到して撮影がストップするというトラブルが増加しています……」(ドラマ制作スタッフ)

また「スタッフがファンに情報を漏洩(ろうえい)するケースもある」と嘆くのは、キー局ディレクターだ。

「’17年に『嵐』の番組に携わっていた10代の美術スタッフが、ツイッターの“鍵アカ“に収録風景を無断でアップして問題になりました。SNSに上げないまでも“ジャニオタ“であることを隠し、スタッフとしてジャニーズタレントに近付こうとする不届き者は少なくない。ただ、ADなどの3K仕事はどこも人手不足。ファンだからこそ、キツくても熱心に働ける面もあるから、ウチはスタッフがファンだとわかっても使ってます……」

小さな劇場でライブをする機会が多く、ファンとの距離が近い芸人の場合、警察沙汰になることもある。

「小劇場で出待ちをするファンで生きた子猫を差し入れていた女性が出入り禁止処分になっています。もともと『ピース』の又吉直樹のファンだったそうですが、又吉以外の若手芸人に片っ端から声をかけるようになり、気味悪がられていました。触ろうとしつこくつきまとって逮捕されたファンもいますよ」(お笑い事務所関係者)

最も深刻なのが女性アイドルだ。

元アイドルの女性が打ち明ける。

「大手事務所に所属できるアイドルなんてほんの一握り。マネージャーがつかないのが当たり前だから、自分で自分を管理しなきゃいけない。イベントなどの告知もSNSを駆使して本人がやる。複数のSNSを毎日、更新せねばならず、投稿が膨大な数になる。すると、どうしても位置情報を埋め込んだまま写真をアップするというミスが起きてしまう。収録先のスタジオや自宅の住所がバレて、ファンに待ち伏せされたり、同じマンションにファンが引っ越してくるなんて危険に、常に晒(さら)されているのです」

いまの時代、タレントたちは大変なリスクを背負ってしまったのだ。

『FRIDAY』2019年7月26日号より
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190716-00010004-friday-ent
https://amd.c.yimg.jp/amd/20190716-00010004-friday-000-1-view.jpg