5月に二つ目の弟子7人を前座に降格させた落語家、立川志らく(55)が14日、東京都内のホテルで開かれた弟子、立川志獅丸(43)の真打ち昇進会見に同席。今月1日付で志獅丸を真打ちに昇進させ、4人(志奄、らく兵、らく人、がじら)を二つ目に戻したことを明かした。

志らくは「戻さないと(昇進パーティーなどで)いろんな人に迷惑がかかる。本当は1週間ぐらいで戻そうと思っていたが、誰一人として(なぜ降格になったのか)分かっていなかったので戻せなかった」と語った。

発端は、志らくが5月19日のツイッターで「二つ目になったばかりの弟子が(主宰劇団の稽古場に)一度も来ない」と不満を漏らし、同21日のツイッターで「二つ目全員、前座に降格させました。志らく落語は芝居によって開眼した事を弟子は知っているし、それを承知で入門してきた(はず)」と理由を明かした。

会見で志獅丸は「目の前が真っ暗になりましたが、誠意を見せて芝居を手伝いました。2階級特進なので、1回死んだ気持ちで頑張ります」と頭を下げた。志らくは「芝居の手伝いをしたから戻したわけではない。気がつかないと大成しない。私が築地事件で拒否した話をちゃんと知って、くらいついていれば違っていた」とぴしゃり。

志らくが立川談志さんに弟子入りした当時、他の弟子と築地市場で修業するよう命じられながら拒否し、破門も拒否。

談志さんから「両方嫌ならしょうがねえ。ウチに入るか」と気に入られ、身の回りの世話をするようになった経緯がある。今回、降格の理由を聞いた上で拒否する弟子がいたら、1週間で戻すつもりだったようだ。

また、志ら門と志ら鈴については「二つ目に昇進したばかりだったので戻していない」とした。

https://news.livedoor.com/article/detail/16774395/
2019年7月15日 5時4分 サンケイスポーツ