サッカーJリーグは、新たな観客を獲得しようと金曜日に開催しているJ1の試合について、今シーズンは重点的にプロモーションを行った7試合のうち5試合でそれぞれのクラブの平均観客数を上回り、取り組みが順調に進んでいるという見解を示しました。

Jリーグは昨シーズンから週末の金曜日に一部の試合をナイトゲームで開催して、新たな観客を獲得しようとしています。

今シーズンはこれまでに7試合で重点的にプロモーションを行い、このうちセレッソ大阪とヴィッセル神戸の開幕戦など5試合で、それぞれのクラブの平均観客数を上回ったことを明らかにしました。

さらに調査の結果、7試合すべてで昨シーズン観戦した試合の数が0回から2回というJリーグが「新規層」として扱っている観客が10%を超えたことがわかり、取り組みが順調に進んでいるという見解を示しました。

Jリーグの木村正明専務理事は「観客数は土日にも見劣りしていないが、日頃観戦に来ている人が仕事終わりに間に合わないなど、金曜日開催の効果が出ていないところもあった。さらに新規の観客をどう獲得していくかが課題だ」と話しました。

Jリーグでは今シーズン、こうした重点的にプロモーションを行う金曜日の試合を、関西や九州などで、今後6試合予定しています

2019年7月12日 22時06分NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190712/k10011991731000.html

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