原発事故後の風評被害をなくそうと、福島県産の食材の魅力をPRする新しいCMが完成し、出演した人気グループ「TOKIO」のメンバーも参加して都内で発表会が行われました。

発表会には福島県の内堀知事と「TOKIO」のリーダー 城島茂さん、松岡昌宏さんが出席しました。

新しいCMは、
▽福島県特産の桃を風呂上がりの城島さんが食べて舌鼓を打つものと、
▽松岡さんがなじみの居酒屋で、これから本格的な収穫を迎えるキュウリをほおばるものの2種類です。

今回は方言の「んだ、んだ」というあいづちを軽快なリズムに乗せて使うなど、親しみやすさを重視したということです。

発表のあと城島さんは「撮影ではカットごとに桃を用意してもらっていたのですが、OKが出ても、もっと食べたいと思うくらいおいしかったです。ことしもメンバー一丸となって福島の農産物の魅力をアピールしたい」と話していました。

内堀知事は「新しいCMは、TOKIOの2人の福島への愛情が伝わってくる出来栄えでした。福島の風評被害がまだ消えたわけではないため、これからもTOKIOの力を借りながら、福島の農産物を笑顔で食べていただけるように努めていきたい」と話していました。

新しいCMは13日から、福島県のほか、首都圏、関西、北海道で放送されます。


2019年7月12日 16時07分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190712/k10011991281000.html
https://www3r.nhk.or.jp/news/r/html/20190712/K10011991281_1907121543_1907121607_01_02.jpg