「阪神1−4巨人」(10日、甲子園球場)

 首位の巨人が阪神に同一カード3連勝で、2位2チーム(阪神とDeNA)に9・5差、貯金17で前半戦を終えた。総括を求める質問に原辰徳監督は
「まだ、振り返るというのはないですね」とたずなを引き締めた。

 前半戦最後の試合も、各選手が与えられた役割を果たした。初回に丸が先制16号。二回に炭谷が適時打、坂本勇が2点打を放ち、序盤で阪神先発の
メッセンジャーを攻略した。投手陣も1失点で切り抜け、投打がかみ合った。

 原監督は「最初うまい具合に4点とることができた。あとは今村は非常についていたと思いますね。野手の正面にいったり、野手がしっかり守ったり」と
振り返り、「むしろリリーフ陣が今日は非常に頑張った」と、六回途中から登板した鍵谷以下、田口−沢村−中川とつないだ無失点リレーの救援陣をたたえた。

 3連敗すれば、相手を勢いづかせかねない伝統の一戦だったが、3タテに成功。「1勝1敗1分けぐらいかなと思ってましたけど、まあうまい具合に
昨日勝って2連勝、まあ3連勝すればありがてえなと思いましたけど、まあ、うまい具合にいきました」と語った。

 セ・リーグの貯金を独り占めにする貯金「17」。最高の形で前半を終えたように見えるが、それでも
「まだ、振り返るというのはないですね。少し選手もいっぱいいっぱいで頑張ってる。少し体をリフレッシュさせて、後半戦に臨みたい」と
気を引き締め直していた。

デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190710-00000174-dal-base