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【気になるあの人を追跡調査!野球探偵の備忘録(89)】
2016年夏、大分高の女子マネジャーとして甲子園練習に参加、高野連の指示によりグラウンドから締め出された首藤桃奈さん。
事態が報道されると高野連には批判が殺到、大騒動に発展した。
あれから3年、騒動の当事者は今、何を思うのか。
大学生となった首藤さんが、前代未聞の“女子マネ締め出し騒動”の舞台裏と、その後の顛末を明かした。

「最初は何が起こったのか、わかりませんでした。すごく集中してたときに急に『ダメだよ、早く出て!』と言われて、気持ちだけグラウンドに置き去りにされたような感じ。
野球部でSNSが禁止でテレビを見る暇もなかったので、母や友達から電話があるまで炎上のことも知りませんでした」

16年夏の甲子園。大会前の甲子園練習でユニホーム姿で練習を手伝っていた首藤さんは、高野連関係者から練習を制止され、グラウンドから出るよう指示を受けた。

この一件が各メディアで取り上げられると「時代錯誤」「女性差別」といった批判が殺到。為末大氏や茂木健一郎氏、武井壮ら著名人もこの問題について言及し、大騒動へと発展した。

高野連はその後、議論の過熱を受け、規定を変更。17年春から女子部員の練習参加が一部認められるようになった。

あの騒動の3年前、野球部への入部を決意した日のことを首藤さんはこう振り返る。
「中高一貫校だったんですが、中学3年のときに高校の全校応援があって、控え部員の方が応援歌を教えに来てくれたんです。
最後の夏にメンバーに入れず悔しいはずなのに、負けても笑顔で『応援ありがとう』と言ってくれて、陰では部員同士で抱き合って泣いていた。
その姿を見て、この学校で選手と一緒に甲子園に行きたいと強く思ったんです」

2歳からクラシックバレエに打ち込んでいたこともあり、両親は猛反対。
入部を認めてもらいたい首藤さんは生まれて初めて親に反発し、中学の卒業式で答辞を務めた際に「私には夢と希望があります。
野球部のマネジャーになって、甲子園に行きます!」と壇上で宣言。両親の反対を押し切った。

「母は驚いてビデオカメラをなくしちゃって(笑い)。入学してからもしばらくは反対されてたんですが、
私が2リットル入りのペットボトル6本が入った段ボールを3つ重ねて必死で運んでるのを見て、本気なんだと認めてくれるようになりました」

マネジャーとしてストップウオッチを片手に立っているだけでいいのかと、時には選手と同じメニューに参加。
練習後は選手へのマッサージや体のケアに努め、学生トレーナーの資格も取得した。

献身的なサポートで選手とも打ち解け、時にはナインから「ママ」と呼び間違えられることもあったという。

「普段は厳しくてコワモテの子だったんですが、うっかり呼び間違えてすごく恥ずかしそうにしてました(笑い)。
でも、私にはそれがすごくうれしくて。家族というか、単なるチームメート以上の関係になれたのかなと」

それだけに、甲子園での騒動は今でも大きな心残りだ。

https://news.livedoor.com/article/detail/16751015/
2019年7月10日 11時0分 東スポWeb

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