「君の名は。」(16年)が記録的大ヒットとなった新海誠監督の最新作「天気の子」(7/19金公開)。離島から家出して東京にやってきた少年と不思議な力を持つ少女の恋を描いた本作で、2000人を超えるオーディションの中から主人公・帆高の声に選ばれたのが、これが声優初挑戦となる醍醐虎汰朗だ。

――オーディションに受かったと聞いたときの率直なお気持ちは?

最初は信じられませんでした。しかも、受かったと聞いたのがちょっと落ち込んでいるときだったので、じわじわと喜びが沸いてくる感じでした。でも、それでもまだ信じられない気持ちの方が強くて、発表記者会見のときになってようやく本当に僕に決まったんだと実感することができました。

――「天気の子」は新海監督にとって3年ぶりの新作となります。とても注目度の高い作品だと思いますが、プレッシャーはなかったですか?

最初は、もし失敗したらどうしようとか、下手くそと言われたらどうしようとか、そんなくだらないことをたくさん考えていたんですけど、そんなことより、帆高を一生懸命に生きることが僕の仕事だと強く認識してからは、プレッシャーはなくなりました。

――醍醐さんが演じられた帆高の印象を教えてください。

帆高はいい意味でも悪い意味でも真っすぐな男の子だと思います。頭の中ではいろいろ考えているけれど、実際に何か起きたときには感情で動くタイプなのかなと。あと、すごくピュアでかわいらしくて、愛情にあふれているところはステキだなと思います。

――帆高は感情で動くタイプということですが、醍醐さんにもそういうところが?

僕も”思い立ったら吉日”みたいなところがありますね。芸能界に入るときも、友達から「やってみれば」と言われて、その日に応募しましたから(笑)。決断は早い方だと思います。

■ 新海監督は高校生くらいの感性を持っていらっしゃるんじゃないかと

――新海監督の作品は以前からご覧になられていたということですが、その印象は?

風景の描写が新海さんにしかできないものになっていると思います。あと、アニメーションなんだけど、登場人物たちの掛け合いがとても現実的で、人間の切ない微妙な感情を描くのがとても上手な方という印象があります。

――今回、新海監督とお仕事をされて、印象に残っていることを教えてください。

すごく優しい方で、アフレコが終わった後に「今日はお疲れさま。すごくステキでした。明日も楽しみにしているからね」というメッセージを必ず送ってくださるんです。それを見ると明日も頑張ろうと思えるし、新海さんといるとよどんだ感情が浄化されて、穏やかで爽やかな心に変化するのを感じます。

――新海さんはとてもピュアな方なんですね?

個人的にはまだ高校生ぐらいの感性を持ってらっしゃるんじゃないかと。その新海監督のピュアな感じと恋愛の価値観みたいなものは作品にも表れていると思うし、だからこそ等身大の僕らが見てもキュンキュンするんだと思います。

――陽菜を演じられた森七菜さんの声の印象は?

透明感がすごいなと思いました。耳心地のいい声というか、すっと耳に入ってくるんですよね。七菜ちゃん以外の人が陽菜だったら、僕はここまで帆高を演じられてなかったと思うし、一緒にやることで帆高というキャラクターを成立させてもらえた部分もあるので、今は七菜ちゃん以外の陽菜は考えられないですね(笑)。

>>2以降に続きます


7/6(土) 5:00配信 ザテレビジョン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190706-00196152-the_tv-ent
https://thetv.jp/i/nw/196152/1183136.jpg

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